オカリナ記事 「オカリーナの森・心象スケッチ」を10月1日にリリース!
オカリナ記事 「オカリーナの森・心象スケッチ」を10月1日にリリース! オカリナ記事 「オカリーナの森・心象スケッチ」を10月1日にリリース!
Ocarina vol.43│宗次郎 Sojiro

「オカリーナの森・心象スケッチ」を10月1日にリリース!

宗次郎

日本の多くのプロ奏者をはじめ、世界中のOcarina奏者に大きな影響を与えてきた宗次郎さんは、1986年のNHK 特集「大黄河」の音楽で一躍脚光を浴び、人気アーティストとしての地位を確立。1993年には第35回日本レコード大賞の企画賞を受賞したことで、名実ともにOcarinaの第一人者となり、現在もトッププレイヤーとして精力的に活動しています。
そんな宗次郎さんが3年ぶりとなるオリジナル・ニューアルバム「オカリーナの森・心象スケッチ」を10 月1 日にリリースされました。このリリースに合わせて「宗次郎オカリナコンサート〜歩き出して吹き飛ばして〜」も5公演が決定しており、新曲はもちろん、これまでに発表してきた作品も演奏されるコンサートとなっています。
今回はニューアルバムのことを中心に、コロナ禍での生活などについてもお聞きしました。
そして、次号では宗次郎さんのOcarina作りのことや、演奏についてのインタビューをお届けします。

 

前向きに生きようというメッセージを込めて

コロナ禍での生活において、これまでとの違いはありますか?
宗次郎
2020年の前半はコンサートの中止や延期が相次いだことで時間ができ、久しぶりにオカリナ作りを再開しました。それまでオカリナは少しずつ作ってはいて100本くらいストックしていたんです。窯には一度に200本くらいのオカリナが入るので、このコロナ禍を機にさらに100本を夏までに作りました。月でいうと20〜30本くらいしか作れてないですけどね。実はその前にも作っていたのですが、失敗も多くて半分くらいダメにしています。 そして、2020年の暮れに久々に窯に火を入れてオカリナを焼きました。
さて、10月1日にリリースされたニューアルバム「オカリーナの森・心象スケッチ」ですが、タイトルは宮沢賢治の作品からとお聞きしました。
宗次郎
心象スケッチとは、宮沢賢治が日々思うことをメモ(スケッチ)した一番有名な詩集「春と修羅・心象スケッチ」で使われています。今からちょうど100年前に発表されました。
今回のアルバムでは僕が森の中を散歩したり畑仕事をしたりしているときに浮かんできたメロディをスケッチしておいて、それを曲にしています。やわらかな畑の土から芽が出てくるように、土から曲が生まれてきました。これが僕にとってのスケッチであり、音楽でもあります。賢治の言う心象スケッチと重なるものがあるなあと思ったので、このタイトルをお借りしました。
今回のアルバムのコンセプトやテーマは?
宗次郎
自然はコロナに関係なく何もなかったかのように四季を通して移りゆくものですが、僕らはコロナで大変な状況だけど滅入らず前向きに生きようというメッセージを込めて、今回は元気の出るような曲を中心にまとめています。

インタビューはまだまだ続きます。全文は本誌Ocarina Vol.43でお楽しみください。

CD Information

オカリーナの森・心象スケッチ

「オカリーナの森・心象スケッチ」
【SOFM-1005】風音工房
[演奏]宗次郎(Oc)、野村織音(Fl)、今井博子(Vn)、森正明(Guit)、蓮沼健介(Pf)
[曲目]アイヌ古老の歌に寄せて、歩き出して吹き飛ばして、りんどうの花開いて、月夜のダンス、今から明日へ、人生は悲しいものだけれど、山路来て…すみれ草、美っ空の下で手を繋いで、アイヌ古老の歌に寄せて in the deep forest
[価格]¥2,500(税込)
[購入]宗次郎公式オンラインショップ
https://sojiro.base.shop/

 

Information

宗次郎オカリナコンサート width=

宗次郎オカリナコンサート
〜歩き出して吹き飛ばして〜

3年ぶりのオリジナルアルバム「オカリーナの森・心象スケッチ」からの新曲と、これまで発表してきた作品を織り交ぜてのコンサート。

●12月11日(日) 開場17:00、開演17:30
[会場]館林市文化会館カルピスホール(群馬)
[料金]全席指定 一般:¥4,400(税込)
[問い合わせ先]風音工房
TEL 03-6240-6609(営業時間10:00〜17:00 /土日祝休み)
※上記の公演は、1st Flute、2nd Flute、Violin、Guitar、Keyboard、Percussion

●12月4日(日) 開場14:30、開演15:00
[会場]呉市安浦まちづくりセンターきらめきホール(広島)
[料金]全席指定 一般:¥3,000(税込)
[お問合わせ先](公財)安浦町生涯学習振興財団
TEL 0823-84-7987

●12月17日(土) 開場14:30、開演15:00
[会場]入間市産業文化センター(埼玉)
[料金]全席指定 一般¥3,000(税込)
[お問合わせ先]入間市産業文化センター
TEL 04-2964-8377
※上記の公演はPiano、Guitar、Percussion

 

Profile
宗次郎 Sojiro

陶製の笛オカリナの第一人者。群馬県館林市出身。1975年、生まれて初めて聴くオカリナの音色、響きに魅せられる。この年から、自分の目指す音を求めて本格的にオカリナ作りを始める。1985年までの10年間に制作した数は1万個を越えている。その中から選りすぐった10数個のオカリナを使用している。1985年にレコードデビューし、1986年のNHK特集「大黄河」の音楽で一躍脚光を浴び、人気アーティストとしての地位を得る。その後、定期的にオリジナル・アルバムをリリースし、アルバム発売に合わせて全国各地でコンサートツアーを実施。1993 年には、アルバム『木道』(キドウ)『風人』(フウト)『水心』(スイシン)の自然3 部作で、第35回日本レコード大賞<企画賞>を受賞。2001年よりマイク等音響機材を使用しない生音コンサート<クラシカル・アンサンブル~オカリナ・エチュード>を毎年実施。2008年8月、オカリナの普及やファンとの交流の場として茨城県常陸大宮市の自宅近くに「Sojiroオカリーナの森」を建設。2019年4月に6年振りとなるオリジナル・アルバム『昔むかしの物語(はなし)を聴かせてよ』を発売。2022年10月1日には3年振りとなるオリジナル・ニューアルバム『オカリーナの森・心象スケッチ』を発売。常に自然との関わりの中で土とのふれ合いを大切にし、コンサート、作曲、創作活動を続けている。

 






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