Ocarinaが引き出す、心とカラダの“力” ダイジェスト版
Ocarinaが引き出す、心とカラダの“力”
ダイジェスト版『Ocarinaで今日からできる 音楽で脳トレーニング!』
雑誌Ocarina vol.12、13に掲載し、好評を博したこのコーナー。音楽を題材にした、そしてOcarinaを使ってできるさまざまな脳トレを2号にわたり紹介しました。
音楽療法士の中森智佳子先生によるオリジナル脳トレは、Ocarina誌以外では見ることができません。ぜひ、本誌で全編をじっくりご覧くださいね。
ここでは、本誌で紹介したものの中から音楽脳トレをいくつか、ダイジェストでご紹介します。
やってみよう! 音楽脳トレーニング
音楽脳トレーニングは、
①流れてくる「音楽」
②歌の「歌詞・言葉」
③手指を動かすなどの「動作」
これらの3つの要素が合わさっています。この要素は、それぞれ刺激を与える脳の部位が違います。
→→どの要素がどんな刺激となって脳を鍛えることができるのか……詳しくは本誌をご覧ください!
【「さくらさくら」を使った音楽脳トレ】
脳トレ01 ○音抜きトレーニング
*やり方
『さくらさくら』のメロディは7音でできています。楽譜に音名が書いてあ りますので、この中の「ミ」1音を抜いて、ドレミ唱をします。つまり、「レレ● レレ● レ●ファ●~♪」このようにしてドレミ唱をします。 歌わないところは手を叩いてください。
脳トレ02 ○音抜きトレーニング
*やり方
歌詞「カ行」の部分の言葉を抜き、その箇所の音を抜いてオカリナを演奏します。
抜いた音のところは、足を鳴らしてください。
【「夏は来ぬ」を使った音楽脳トレ】
脳トレ03 まさかさ?? さかさま??【逆さ読みトレーニング】
*やり方*
楽譜の終わりのほうから、さかさまに歌ったり演奏したりします。
■ Lesson 1
唱歌『夏は来ぬ』の楽譜を見て、8小節目から前にさかのぼって歌っていきます。「ドーー レレミドー……」といったよう に歌います。
■ Lesson 2
今度はLesson 1 で歌ったメロディをオカリナで演奏します。
2 人以上で演奏する場合は、演奏する人と聴く人に分かれて、何の曲だったか当ててみましょう。
■ Lesson 3
最後は作曲に挑戦です。『夏は来ぬ』に続けて、即興でメロディを作り演奏します。
*気をつけること*
やり方は簡単ですが、実際に演奏するのは少し難しいと思います。あまり神経質にならずに楽しんで行 なってください。1では、音符の長さを正しく歌います。2も同様です。3の続けるメロディは、決して長く する必要はありません。2小節でも4小節でも良いのです。集団であれば、順番に少しずつ繋げていき完成させるのも楽しいです。
うまくできないほうがいい!
脳トレーニングはうまくできないほうが、実は効果を期待できます。しかし、楽しくなけれ ば逆にストレスになってしまいますから、「あれっ? あれっ?」と楽しみながらやることが大切です。
中森智佳子
東京福祉大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。国立音楽大学器楽学科ピアノ科卒業。
自宅にてピアノ・音楽療法を指導の傍ら、(株)音楽之友社において、子どものためのピアノ曲集の作・編曲、企画・編集を手がけ、各地で音楽教育のセミナー活動を展開。また、ヤマハ(株)の委託により、120箇所以上の福祉施設や養護学校を訪問し、音楽療法の視点による「音楽レクリエーション」を実践。その内容が新聞、雑誌、TVなどで紹介され反響を呼ぶ。さらに、音楽療法研究としてヤマハ(株)と東北大学との産学協同研究事業に音楽療法実践・実演指導、及び楽器開発者として参加。また、全国主要楽器店などにて音楽教育・音楽療法講座を実施しているほか、「ムジカノーヴァ」誌(音楽之友社)他、音楽雑誌に多数執筆。平成25年4月よりNHKラジオ第1「歌の日曜散歩」音楽脳トレ『うたわらドン』のコーナーに毎月レギュラー生出演中。平成26年11月テレビ東京「エル・フォー・ユー・プラス」にて、「音楽脳トレーニング」特集番組に出演。社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。日本音楽療法学会認定音楽療法士。ピティナ正会員。主な著書に、「大人のドリル『音楽で脳トレ』」(あおぞら音楽社刊)、ピアノ曲集3人4手連弾「組曲ボクのおもちゃ箱」(全音楽譜出版社刊)、ぴあのくらぶ「ラララシリーズ全12巻」(音楽之友社刊/共著)がある。
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