1951年オハイオ州クリーヴランド生まれ。父であるテナー奏者トニー・ロヴァーノの影響で、少年時代からテナーサックスを手にし、高校卒業後はバークリー音楽大学に進学。卒業後、エルヴィン・ジョーンズに認められ、76年にNYに進出。その後、ウディ・ハーマン・オーケストラ、メル・ルイス・ジャズ・オーケストラ、ポール・モチアン・グループなどで演奏し高い評価を得る。85年に初リーダー作「トーンズ・シェイプス・アンド・カラーズ」(ソウル・ノート)をレコーディング。89年にはジョン・スコフィールドのカルテットに参加し、これによりブルーノートと契約。以後、数々のリーダー作を発表し、2019年にはECMに移籍。現代テナーサックスの王者として君臨し続けている。