小学生の頃サム・テーラーのムード・テナーにしびれ、サックスを始める。中学生のとき耳にしたアート・ペッパーの影響からアルトサックスに没頭するようになる。それ以降は、多くのアルト・プレイヤーを独学で研究し独自のスタイルを築いた。現在、音楽的柔軟性を買われ、池田芳夫Dadaバンド、守屋純子オーケストラなど、様々なフォーマットで活動中。また4冊の模範演奏付教則楽譜が続けて出版され好評を博している。
サム・テイラー
(実家にあったレコードを聴いているうちにムード・テナーに夢中になりました。まだ小学生でした)
影響を受けたアルバムアート・ペッパー
「インテンシティー」
■ケア・メンテナンスの仕方タンポの水分はこまめに取るように心がけています。演奏中も、4小節でも休みがあればすぐに取るような感じで……。それと、キィなどに付いてるコルクの張り替えといった微調整は自分でやります。(「JAZZ STANDARDS FOR SAX QUARTET vol.2」より抜粋)
■リードの保存方法演奏が終わると、まずリードを外して、マウスピースもリードもティッシュペーパーなどで拭き、水分を取ってからリードを真っすぐにします。演奏すると圧力によって多少リードが曲がるというか反りますから、それをまず戻しますね。それから、市販されている普通のリードケース、パタンとしまうガラスがついているタイプのリードケースに入れて保管しています。(「JAZZ STANDARDS FOR SAX QUARTET vol.2」より抜粋)
■印象に残っている演奏ジョー・ヘンダーソン
(1992年7月 新宿カーニバル)
■よく行う練習について適当なCDを流してそれに合うようなことを吹く、これが練習の一環かな。耳だけで。すぐに反応できる練習とでもいうでしょうか。練習は、音は出さないでやるんですよ。といっても、まったく出さないのではなく、自分が聞こえる範囲で、音にしない音でやるんです。それと同時に、息を思いっきりのスピードでマウスピースに吹き込むけど、音は出さない。リードのシャーっていう音だけを出すんです。それ聴きながら、その音をコントロールするんです。(「JAZZ STANDARDS FOR SAX QUARTET vol.2」より抜粋)