サックス記事 第07回 ピエール・サンカン『ラメントとロンド』
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サックス名曲!アンサンブル道場 │第7回_THE SAX vol.108

第07回 ピエール・サンカン『ラメントとロンド』

LESSON

7回アドルフ・サックス国際コンクール第1位を受賞し、国内外で活躍の場を広げているサクソフォニスト 齊藤健太氏と、室内楽奏者として絶大な信頼を得ているAKI マツモト氏による新連載「サックス名曲! アンサンブル道場」がTHE SAX vol.102より始まりました。

この連載の特徴は、サックス奏者からの目線にプラスしてピアニストからのアドバイスも掲載していること。またこの連載を動画で、演奏を交えながらYouTubeで配信してくれることです。
クラシックの楽曲の中で超定番と言われる楽曲を取り上げていきます。

第7回はピエール・サンカンの『ラメントとロンド』です。

そして今回はなんと!
サンカンの『ラメントとロンド』のピアノ伴奏が特別付録としてダウンロードできます。
ピアノはもちろんAKIマツモトさん。
解説を読んで、実際に吹いて楽しんでください♪

ダウンロード案内


誌面では今回も齊藤さん、AKIマツモトさんが丁寧にわかりやすく解説してくれました。

例えば……

●健太 ロンド形式の音楽とは、Aというテーマで、A → B → A → C というように別のテーマをサンドイッチしているようなものです。ですから A に戻った時には必ず最初の A と同じテンポにすることがとても大切です。そうするときちんと A に戻ってきた、というのがわかりやすくなります。これは大事なことだと思います。

●AKI そうですよね。クラシック音楽は、はじめに提示されるテーマが発展して、最後にまたはじめのテーマに戻ってくる、という形式がとても多いですよね
(ソナタ形式など)。それで、良い演奏の条件というのは、
再現部のような箇所ではじめのテーマに戻ってきた時に「これははじめのテーマと一緒だ、テーマに帰ってきたんだ」と聴いている人が納得できる演奏がいい演奏だと私は考えます。その場その場で表情豊かに演奏するのはとても大切だと思いますが、それだけではなく、再現部や、はじめの主題に帰ってきたときに、
「あぁ、帰ってきたなあ」と聴いている人に思わせられるように構成をしっかり考えて組み立てている演奏、がクラシック音楽においての「良い演奏・説得力のある演奏」なのではと思っています。
(ロンドの解説より)

このように、1曲を通してサックス、ピアノの両者の目線で解説してくれています。
憧れの曲にじっくり取り組んでみてください。

本誌では動画にはない「健太とAKIのよもやま話」も人気コーナーです。今回は、まもなくはじめるリサイタルツアーのことを中心に話してくれました。

 
 
 
Concert Information
KENTA SAITO SAXOPHONE RECITAL TOUR
[出演]齊藤健太(Sax)、AKIマツモト(Pf)
[曲目]P.クレストン:ソナタ 作品19、M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/遺作のヴァイオリンソナタ、J.マッキー:ソプラノサクソフォンとウィンドアンサンブルのための協奏曲 他
[料金]一般¥3,000 学生¥2,500
[問合せ]齊藤健太リサイタル実行委員会 090-4835-9024

●東京公演 3/2(水)19:00開演(18:30開場)
[会場]Hakuju Hall
●福岡公演 3/7(月)19:00開演(18:30開場)
[会場]あいれふホール
●京都公演 3/16(水)19:00開演(18:30開場)
[会場]青山音楽記念館バロックザール
●名古屋公演 3/19(土)19:00開演(18:30開場)
[会場]ドルチェ・アートホール“Nagoya”
●札幌公演 3/23(水)19:00開演(18:30開場)
[会場]ザ・ルーテルホール
●高崎公演 3/26(土)19:00開演(18:30開場)
[会場]高崎芸術劇場 音楽ホール

 
【執筆者】
齊藤健太(Sax)
第7回アドルフ・サックス国際コンクール第1位、及び新曲賞受賞。2002年の故・原博巳氏以来、日本人2人目となる快挙を成し遂げる。洗足学園音楽大学を卒業、同時に優秀賞を受賞。東京藝術大学別科修了。第31回及び第34回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第3位。第9回国際サクソフォンコンクールノヴァゴリツァ(スロベニア)第2位。2020年6月、CAFUAレコードよりデビューアルバム「凱旋-GAISEN-」リリース。これまでにサクソフォーンを金井宏光、二宮和弘、須川展也、池上政人、林田祐和の各氏に、室内楽を池上政人、有村純親の各氏に、ジャズサクソフォーンを佐藤達哉、MALTAの各氏に師事。洗足学園音楽大学講師。

AKIマツモト(Piano)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高校、東京藝術大学器楽科卒業。アンサンブルピアニストとして須川展也、齊藤健太、上野耕平、住谷美帆を 始めとする日本を代表するサクソフォン奏者と共演多数。2018年「第9回 スロヴェニア国際サクソフォンコンクール」優勝の住谷美帆氏、2019年「第7回アドルフサックス国際コンクール」優勝の齊藤健太氏の伴奏を務める。「第9回スロヴェニア国際サクソフォンコンクール」公式伴奏者。TV朝日「題名のない音楽会」、BS日テレ「恋するクラシック」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」等メディア出演。2020年5月オリジナル 曲による1stアルバム「Back to the Moon」リリース。

 


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安藤康平さんが演奏する『Virtual Insanity』『Make you happy』『September』『Choo Choo TRAIN』演奏とカラオケ音源がダウンロードできる
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SAX CLUB会員限定!

誌面には未掲載の安藤康平氏の模範演奏による『Dancing Queen』音源と楽譜とカラオケ、および連載「サックス名曲!アンサンブル道場」第4回で取り上げたクロード・パスカル『ソナチネ』のAKIマツモトさんによるピアノ伴奏音源がダウンロードできる

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