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サックスのある生活を始めたい! そんなあなたに、初心者が抱きやすい疑問・質問にお答えしよう。
初心者のギモンを解決!Q&A
Q 1_サックスって何でできているの?
Q 2 _サックスを始めたいけど、何が必要?
Q 3 _カタログを見たら「仕上げ」という言葉が。これは一体何?
Q 4_ずっと使っていない楽器があるけど、使える?
■QUESTION 3
カタログを見たら「仕上げ」という言葉が。これは一体何?
ANSWER>>
金色に輝くサックス……というのが、多くの人が持つイメージだろう。でもよく見ると、銀色、黒、ピンク、いろいろある。この「いろいろ」こそ、「仕上げ」による違いである場合が多い。仕上げには「ラッカー」と「メッキ」、大きく分けて2通りの方法がある。まずラッカーは、本体に使われた金属の表面を“塗装” して焼き付ける処理方法。素材の色がそのまま生かされるクリアラッカーのほか、ゴールドラッカー、ブラックラッカーなど、各メーカーでいろいろなアイデアが採用されている。メッキは、本体の金属に仕上げ用の金属を“付着”させる方法。金メッキ、銀メッキが代表的だが、各メーカーオリジナルのピンクゴールドメッキ、ブラックニッケルメッキなども人気が高い。ラッカー仕上げの場合は素材自体が持つ音色を尊重しつつ余分な広がりを押さえ、メッキ仕上げの場合は本体に使われた金属とメッキの金属両方の良さを併せ持っているといえるだろう。また、このような仕上げは、楽器の表面を酸化による変色やサビから防いで、光沢のある美しい外観を守る役割も大きい。逆に、音色だけを追求して表面仕上げを施さないノーラッカーの楽器もある。