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「青春18ディスク 私がオトナになるまでのレコード史」
第一線で活躍している音楽家、小説家、漫画家たちなどが今の自分を形成したレコード史を語ったムック本が発売された。
「『あの音楽と出会ったのはいつだったか』という編集部からの問いかけで過去を思い返すのは、個人的に珍しい体験だった。気づけば一生懸命LPを探していました」と語るのは久石譲氏。
久石 譲氏やピアニストの仲道郁代氏、『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ氏、『蜜蜂と遠雷』の恩田陸氏など、音楽関係者を中心に各界の著名人18人が登場。幼いころから大人になるまで聴き、その人生に影響を与えたディスクについて熱く語る。『レコード芸術』好評連載のムック化。掲載順は“音楽つながり”。前後の登場人物には作曲家、作品、演奏者など、挙げたディスクのどこかに共通項が隠れている。時には意外な接点が見つかることも? サックス奏者では上野耕平氏が登場しているので、ぜひ繋がりを発見してほしい。
18人の他にも音楽評論家を中心とした「人生の50枚~私のリピート・ディスク・リスト」、オーディオ・ライターたちのリピート・ディスクなど、音盤に魅せられた人たちの「音楽の旅」を知ることができる興味深い一冊だ。
青春18ディスク
「私がオトナになるまでのレコード史」
音楽之友社 刊 レコード芸術 編
[定価]¥1,950(税込)
[判型・頁数]B5・144頁
[ISBNコード]9784276963214