Jazz食わず嫌いの処方箋の第2期がスタート!
THE SAX 49号より連載している「Jazz 食わず嫌いの処方箋」は、ジャズをまったく知らないクラシック奏者でもアドリブが取れるようになり、クラシック奏者が抱えている、ジャズに対する見えない壁を取り除こうという企画だ。
このコーナーの顔ともいえる福井健太氏が初めてTHE SAX誌に登場したのは51号から。以後、毎回「Jazz食わず嫌いの処方箋」講習会を行なってきたが、2月15日に開催したスペシャル講習会&ライブにて第1期生の森山宙香さん、中里友香さん、中島諒さんが卒業ライブを行ない、第1期が終了した。
そしてTHE SAX 60号より、いよいよJazz食わず嫌いの処方箋の第2期がスタートする。
これまでと同様に講師を務めるのは福井健太氏。このJazz食わず嫌いの処方箋は、主に音大生を対象とし、アドリブを楽しく吹いてみようというテーマで講習会を行なってきた。理論を突き詰めていって、最初から難しいアドリブを取ろうというのではなく、自分の持っている知識だけを使ってアドリブやジャズをやってみようという試みだ。そして、福井健太氏の教え方も、ジャズ的にアプローチするのではなく、クラシックからアプローチするのが特徴。ジャズに興味はあるが、何から始めたらいいのかわからないというクラシック奏者にジャズ(アドリブ)を教え、第2期では、さらにハードルを下げ、音楽を専門的にやっている人だけではなく、一般の大学生や、吹奏楽団など社会人に向けてジャズやアドリブの楽しさを伝える。例えば、定期演奏会で「誰かサックスソロやってみない?」と言われたときに、軽い感じで「僕やりますよ!」と言えたらカッコいい。そういったおいしいところを持っていけるようになることを目標(!?)に、今後も展開していく。今回の参加者は3人。いずれも横浜国立大学吹奏楽団に所属し、横浜国立大学に在学中のみなさんだ。