サックス記事 第7回 サックスメンテナンスセミナー テクニック編 開催!
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サックスメンテナンスのマイスター金澤恭悦氏による講習会

第7回 サックスメンテナンスセミナー テクニック編 開催!

EVENT

1人1本の楽器を使い、完全分解&組み立て作業を行なう、サックスメンテナンスセミナー・テクニック編の開催が決定!

サックスメンテナンス

2013年から開催され、好評を博しているサックスメンテナンスセミナーの第7回開催が決定しました!
同セミナーは楽器の分解・組み立て作業を通じて、普段の楽器のメンテナンスや調子が悪いときに対処できるように、楽器の構造・仕組みを深く知ることを目標としたセミナーです。

講師もこれまでと同様に、ヤマハアトリエで長年楽器の修理や調整に携わってきた金澤恭悦氏。代官山音楽院の管楽器リペア科で後進の育成にもあたっている、サックスメンテナンスのマイスターが分かりやすく丁寧に指導してくれます。「初心者なので、楽器分解はちょっと難しそうだな……」という方もご安心ください。金澤講師と当日担当スタッフがきっちりサポートさせていただきます!
以前メンテナンス講習会を受講された方や、楽器の構造を詳しく知りたい方など、ふるってご参加ください。

\\もれなくもらえる豪華プレゼント!!//

本セミナー参加者全員に、アルソオンラインで好評発売中の小江戸製作所製

SAX ウェイトチューニング・ネックスクリュー(セット1)または

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をプレゼント!!

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※セルマーのサムフック取り付けパーツには、発売時期やモデルによってティアドロップタイプのネジ受け(ブッシュ)のタイプと、ティアドロップなしのベゼルタイプの2種類ございます。(比較的最近ご購入の場合は、モデルに関わらずベゼルタイプと推測されます。)セルマーでお申し込みいただく際は、必ず、ティアドロップタイプか、ベゼルタイプかをご明記ください。なお、いずれのタイプか分からない場合は、お電話、メール等でお問い合わせください。

 

 

SAX ウェイトチューニング・ネックスクリュー(セット1)

 

※セルマー・ヤマハ・ヤナギサワ以外の楽器では取り付け出来ない場合がございます。申込みの際にご相談下さい。


【開催概要

第7回 サックス メンテナンスセミナー~テクニック編~

【日時】2018年9月9日(日)10~19時
【会場】東京・目白 東京都豊島区目白3-4-11 NCKビル5F(目白駅下車徒歩1分)
【対象】初心者~上級者、指導者、演奏家まで
【人数】先着5名(最少催行人数3名)
【持参物】ご使用の楽器、筆記用具
【価格】

●サックスメンテナンスセミナー初参加の方

SAXCLUB会員 61,560円/一般価格 64,800円(いずれも教材費込み)

●以前サックスメンテナンスセミナーを受講された方

SAXCLUB会員 54,000円/一般価格 59,400円(いずれも教材費込み)


※以前メンテナンス講習会を受講されたことのある方は、必ず工具を持参してください。

 

【第1回サックスメンテナンスセミナー(テクニック編)レポート】
テクニック編では1人1本の楽器を使い、完全分解&組み立て作業を行なう。まずは楽器を全分解していく。金澤氏の指示通りにキィをひとつずつ外していくと、普段は見ることのできないバネや管体内部の様子が現れてくる。分解後、机の上にすべてのキィと管体が並ぶ光景は圧巻だ。
続いてタンポ交換。従来のセミナーではHigh-Dキィのみだったが、このテクニック編ではGキィも含めた2ヶ所の交換を行なう。タンポの接着に使うラックという接着剤は熱を加えると溶けるため、ガスバーナーを使って作業。タンポ交換後のキィを管体に再び取り付けた後は、リークライトを使いタンポと管体の間に隙間がないかどうかを確認していく。
昼休憩を挟み、リクエストの多いネックコルクの交換作業に入る。まずは古くなったコルクを剥ぎ取り、ベンジン(揮発油)で接着剤を拭き取る。ネック部分はテーパー形状なのでコルクをキレイに巻くことが難しく、ここでも金澤氏が丁寧に説明していた。コルク巻きの接着剤が乾く時間を有効活用して、先ほど分解したサックスを組み立てる作業に移る。分解とは違い手順を間違えると前工程に戻って組み直すといった二度手間になってしまう。また、楽器のメーカーや機種によって手順が異なるので難易度が高く、参加者は金澤氏の指導を受けつつ、適宜キィオイルを差しながら慎重に組み立てていく。そしてすべてのキィを取り付け、楽器本体の組み立ては完成。先ほど接着したネックコルクの接着剤が乾燥しているのを確認して、棒ヤスリや紙ヤスリで均一な厚さに削れば作業完了。実技を終えて金澤氏のまとめの講義という流れで、長時間におよんだ同セミナーは無事に終了。参加者に感想を聞いてみると「初めて参加したが、無理なく分解、組み立てを体験することができた」「金澤先生の講義が今回も興味深かった」「楽器を分解することで、前回のセミナーで学んだことをより深く理解することができた」と、サックスという楽器に対する知識や愛情をより深められたようだった。

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