サックス記事 ジャズアルト山田穣がマウスピース18本を試奏
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THE SAX 60企画連動 スタイル別マウスピース アコースティック系

ジャズアルト山田穣がマウスピース18本を試奏

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THE SAX 60号「スタイル別マウスピース選定術 アコースティック系」は、THE SAX 57号で紹介した「 エレクトリック系」の続編としてのマウスピース企画。アコースティックなジャンルで多く使用されるメイヤータイプのマウスピース、中でも人気マウスピースから、さらに新商品として注目を集めているモノなど、気になる18本を編集部がセレクト。サックスオンラインでは山田穣さんに特に気になったベスト3を吹いてもらった。

ジャズアルト奏者の定番マウスピースとして、過去から現在まで多くのプレイヤーに使い続けられてきたメイヤー。自分の出したい音色に応えてくれる懐の深さから、初心者からプロまでメインストリーム・ジャズ奏者の定番マウスピースとして広く使用されている。
ビバップ・ハードバップ全盛の1940〜1950年代、フィル・ウッズやキャノンボール・アダレイ、ルー・ドナルドソンなど往年の名プレイヤーが使用し、クロスオーバー(スムース・ジャズ)の開祖として知られるグローヴァー・ワシントンJr.といった、ジャズだけに限らず幅広いジャンルにも愛された。そして、現在でも渡辺貞夫に加え、本誌連載でもおなじみの大森明、さらには池田篤や、今回ご協力いただいた山田穣といった、多くのプレイヤーが愛用しているマウスピースであり、今でも高い人気を誇るロングセラーマウスピースである。


今回の「スタイル別マウスピース選定術 アコースティック系」は、THE SAX 57号で紹介した「スタイル別マウスピース選定術 エレクトリック系」の続編。アコースティックなジャンルで多く使用されるメイヤータイプのマウスピースの中でも、人気マウスピースとして定着しているモノ、高性能でありながら最近はそれほど注目されていないモノ、さらに新商品として注目を集めているモノなど、気になる18本を編集部がセレクトした。


この18本を試奏、検証してくれるのは、バップの王道をひた走る本格派アルティスト、そしてメイヤー使いでもあるヤマジョーこと山田穣! 同氏がこういった企画に登場するのは珍しく、メイヤー使いならではのコメントは必読、超保存版だ。
なお、各マウスピースの紹介部分には、そのマウスピースのイメージがひと目でつかめるようにチャートを掲載。これは、①音色の明暗、②音色の傾向、③吹いたときの抵抗感を氏に5段階評価してもらったもの。今回試奏したメイヤーが基準となっているので、一つの手引きにしていただきたい。

そして動画では、自身の使用マウスピースでの演奏と合わせて、今回選定して気になったマウスピースのベスト3を使って演奏披露してくれた。

 

 

山田 穣 CD Information「Old Charter」
C.U.G.Jazz Orchestra 早川泰子&山田 穣デュオ 【FHJ121122】¥2,800
[曲目]ジョージ・ガーシュイン:Soon、チャーリー・パーカー:Buzzy、セロニアス・モンク:Rhythm a ning、ヴァーノン・デューク:I can’t get started、チャーリー・パーカー:Milestones、早川泰子:Morning mist in Kailua、ディジー・ガレスピー:Con Alma、ミルト・ジャクソン:Opus de funk、ディジー・ガレスピー:A Night in Tunisia、ジョージ・ガーシュイン:Our love is here to stay、早川泰子:Old Charter、ジョン・ルイス:Skating in Central Park

 

 

 

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