サックス記事 楽器と同じく“木”が奏でる芸術
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THE SAX67号 MAKER&DEALER TOPICS| 株式会社JVCケンウッド

楽器と同じく“木”が奏でる芸術

GEAR

音の伝わりの早い木材を使用した、JVCのウッドコーンシリーズ。発売から10年、その間の技術蓄積により、ウッドコーンは今でも進化し続けている。

ピアノやギターなど、多くの楽器の素材に木が使用されるのには理由がある。木はもともと音の伝わりが速く、余分な振動を適度に吸収する性質を持っているため、音を美しく響かせるには最適な材質なのだ。そんな音響特性に目をつけ、なんとスピーカーの振動板を木で作ってしまったのがJVCのウッドコーンシリーズ。発売から10年、その間の技術蓄積により、ウッドコーンは今でも進化し続けている。
"今年2月にはハイレゾ音源再生対応のネットワークモデルが、夏には新CDモデル「EX-HRシリーズ」が発売となったが、この9月、ビクターダイレクト限定商品としてさらなる音の進化を遂げた上位モデル「EX-HR11」が発売となった。
キャビネット内にはまるで楽器のように木の響棒や響板を配置。その材質や木目の方向まで徹底的にこだわって吟味し、さらには吸音材やボイスコイルボビンにも厳選された木を使うことで、スピーカーとして“木”が持つ音のポテンシャルを限界まで引き出したのが「EX-HR11」だ。
こだわっているのは素材だけではない。レシーバー部に搭載されている新「K2テクノロジー」は、デジタル変換する際に失われる音楽情報を再生成し、よりマスター音源に忠実な表現を可能にする音質改善技術。つまり限りなく原音に近く、通常のCDでは感じ得ない、演奏時の空気感までもが表現されるのだ。
“原音探究”を追い続けてきたメーカーの、まさに集大成とも言えるモデルだろう。一度この音を体感してしまったら、もう後戻りできないかもしれない!?
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