サックス記事 ジャズジャイアンツの憧れの音色を手に入れる
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THE SAX 64号 特集1

ジャズジャイアンツの憧れの音色を手に入れる

LESSON

100年に及ぶジャズの歴史のなかでも一音聴いただけで、その人と分かるワン・アンド・オンリーな音色を持つプレイヤーは数少ない。そんな選ばれしレジェンドと呼べるアルト奏者10人をピックアップし、彼らの音色を研究。それに近づくための方法を同じアルト奏者で音色の良さに定評がある国内の名手たちにレクチャーしてもらった。

レジェンド縦

「THE SAX」編集部が今回の特集のためにピックアップした奏者は、チャーリー・パーカー、ポール・デスモンド、アート・ペッパー、ルー・ドナルドソン、キャノンボール・アダレイ、ジャッキー・マクリーン、フィル・ウッズ、メイシオ・パーカー、デヴィッド・サンボーン、ケニー・ギャレットという10人のレジェンド。彼らの音色の特徴を紹介するとともに、それに近づく方法をレクチャーしようという内容だ。

Q1:そのプレイヤーの音色はどのような点が個性的で素晴らしい?

Q2:その音色に近づくための方法は?

Q3:そのプレイヤーの音色が分かり易く確認できる録音物は?

という3つの設問を作成。それに対する答えを音色の良さに定評がある国内のアルト奏者7人に寄せてもらった。その顔触れは、土岐英史、大森明、多田誠司、池田篤、勝田一樹、山田穣、本間将人というジャンルや年代は違えども、いずれ劣らぬ個性的な美音プレイヤーたちだ。


さらに10人のレジェンドの音色の傾向を分類し、タイプ別にその音色に近づく対策法を解説。指南してくれるのは、やはり音色の良さで知られる石崎忍だ。

 

そして特集の締めくくりには、今回取り上げた10人の中からチャーリー・パーカーとアート・ペッパーの美しい音色が堪能できる名演2曲の楽譜を用意。石崎忍の採譜によるパーカーの『Everything Happens to Me』、ペッパーの『Star Eyes』で音色を磨こう!

特集楽譜