サックス記事 ジャムセッション入門
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THE SAX 65号 特集1 WAY TO THE JAM SESSION

ジャムセッション入門

LESSON

ジャズの醍醐味であると同時に、ビギナーや初級者からは敷居が高いという声も多く聞くジャムセッション。そこで今回はセッションの手順を一からレクチャーした。レベル別にセッション定番3曲の楽譜も用意し、さらに定期購読会員には、その楽曲を実際に録音した模範演奏とカラオケを収めたCDをプレゼントする。もうセッションなんて怖くない!

ビギナーから上級者までが、ある程度のルールや知識を理解していれば、例え初対面でもすぐに一緒に演奏できるという、魔法のような演奏スタイル、それがジャムセッションだ。しかし一方で、セッションの現場に足を踏み入れるには、それなりの勇気と覚悟がいるとも聞く。そんな最初の一歩を踏み出すために必要なマニュアルを今回は用意した。
ジャムセッションの一連の流れをレクチャーしてくれたのは、東京・汐留の新スポット「BLUE MOOD」で月一セッションを開催しているつづらのあつし氏。知っておきたいセッション用語やコード進行別のアドリブフレーズの作り方も指南してくれた。

覚えておくべきセッション定番曲を紹介してくれたのは東京・錦糸町の人気店「J-flow」で月1回のリーダーセッションを開催する多田誠司氏だ。4段階のレベル別にオススメ曲を分かりやすく解説してくれた。
ビギナーや初級者がセッションの現場へ向かう時に抱くであろう不安や疑問を事前に解消してくれるのは東京・千駄木の「DJANGO」をはじめ複数の店舗でリーダーセッションを開催している吉野ミユキ氏。Q&A形式でズバリ質問に答えてくれた。
さらにセッションを定期的に開催している全国ジャズクラブの紹介や、人気の音楽スタジオ「サウンドスタジオノア」が主催するセッションイベントの情報も掲載している。
そして締めくくりとしてセッション定番の3曲を楽譜として掲載。セッション用にアレンジしてくれたのは東京・高田馬場の「イントロ」で、アルバイトしながらセッションで腕を磨いた経験を持つ守谷美由貴氏。初級者用に『It Could Happen To You』、中級者用に『Straight No Chaser』、そして上級者用として『All The Things You Are』を用意してくれた。
さらに今回は守谷氏がこの3曲を実際にレコーディング。その模様を定期購読者へのプレゼントCDに収めた。バックには今やNO.1ドラマーの呼び声も高い本田珠也氏をはじめ敏腕奏者が勢揃い。CDには守谷氏の模範演奏とマイナスワンのカラオケを収録し、疑似セッションも楽しめる仕組み。実際の演奏現場では気の抜けたプレイをすると、スティックを投げつける(!?)という噂もある本田氏だが、本CDならそんな心配ももちろん無用。バースチェンジにもひるまずチャレンジできるだろう!
この特集を読めば、長く遠く感じていたジャムセッションへの道が必ず拓ける!

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