挨拶代わりの一発フレーズ Party SAX !
季節は本格的に秋を迎えて、サックスを披露する機会も多くなるシーズンではないだろうか。結婚式も多い時期であり、クリスマス・パーティや忘年会、新年会なども、あっという間にやってくるだろう。そこで今回は大小宴会で、手軽に演奏できてバッチリうけも取れるフレーズと、各種パーティでの定番ナンバーの吹き方を伝授しよう。
パーティ・シーズンの到来で、サックスの演奏を頼まれているという人も多いのではないだろうか。もちろん、この季節だけではなく、サックスをちょっと吹いてみてというリクエストを受けることは、間々あるだろう。そんなときにマスターしておくと重宝する必殺フレーズを今回はいくつか紹介している。 そして、その吹き方をレクチャーしてくれるのは、コンボからビッグバンド、そしてジャズのみならずクラシックやJ-POPのスタジオ・シーンまでと幅広く活動する庵原良司氏だ。
まずは各種宴会などでちょっと披露するのに最適な一発フレーズを6つ紹介。スティーヴィー・ワンダー『愛するデューク(Sir Duke)』、石川さゆり『津軽海峡・冬景色』、ワム!『ケアレス・ウィスパー(Careless Whisper)、アニメ『名探偵コナンのテーマ』、映画『ピンク・パンサーのテーマ』、そしてチェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』というバラエティ豊かなラインナップだ。演歌ならではのグロウトーンや軽快なテンポのナンバーで効果的なスピード感を生み出すグリスアップなど、個々の奏法解説も庵原氏が丁寧にしてくれている。
そして比較的オフィシャルな場所で1曲をまるまる演奏する場合を想定して、シチュエーション別に使える楽曲を同じく庵原氏の指南で3曲紹介している。まずクリスマス・パーティ用にアメリカン・ポピュラー・スタンダードの『ウィンター・ワンダーランド』、次にウェディング・パーティ用に、J-POPユニットいきものがかりのヒット曲『ありがとう』、そして様々なシチュエーションに使えるサックスを象徴するナンバーとして番組終了を惜しむ意味も込めて『僕らの音楽(オープニングテーマ)』をピックアップ。『ウィンター・ワンダーランド』はテナー、『ありがとう』はアルト、そして『僕らの音楽(オープニングテーマ)』はアルトとテナー両方の楽譜を用意した。
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