憧れのキャンディ・ダルファーに前田サラが初対面!
近年のサックス女子急増の大きなファクターとなったのが、1990年代初頭のキャンディ・ダルファー登場であることに、異論を挟むものはいないだろう。世界中に生まれたキャンディ・チルドレンがシーンの最前線に踊りだしてきた。そして日本でその最右翼と呼べるのがSarahこと前田サラだ。憧れのキャンディにサラが初対面を果たした。
名古屋、宮崎、札幌を回った後、去る7月30日から8月4日まで、ブルーノート東京で3days、丸の内コットンクラブで2daysの東京公演を敢行したファンキーサックスの女王キャンディ・ダルファー。連日超満員の観客を動員し、衰えぬ人気と美貌、そしてパワフルなパフォーマンスを見せつけてくれた。 そんな彼女に幼いころから憧れ続けてきたのが、若き実力派アルト奏者として現在注目度が急上昇中のSarahこと前田サラ。今回は彼女にキャンディのインタビュアを務めてもらった。ブルーノート公演2日目の開演前に楽屋にて、インタビュー取材はスタートした。 我々の前に現れたキャンディは終始ご機嫌で、サラにも温かい言葉や視線を送る。ノートにびっしりと書き留めたサラの質問にキャンディは実に丁寧に優しく答えてくれた。その模様は誌面で是非チェックしてほしい。 キャンディは来たる10月30日に再来日予定。父ハンス・ダルファーとの12年ぶりの親子共演でブルーノート東京のステージに立つ。一夜限りのプレミアムライブなので、こちらもお見逃しなく!
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/candy-dulfer/index.html
Profile : キャンディ・ダルファー
1969年、オランダのアムステルダム生まれ。父のハンス・ダルファーが夜毎にクラブでテナーサックスをプレイしていたことに影響を受け、5歳からサックスを吹き始める。当初はソプラノだったが、すぐにアルトに転向。プリンスのアルバムに参加して注目を集め、89年にソロ・デビュー・アルバムを発表。エネルギッシュでファンキーなスタイルで世界的な人気を得た。来日回数も多く、日本の女性達にもサックス熱を起した張本人でもある。最近作は2012年リリースの「クレイジー」。
Profile : 前田サラ
1991年生まれ。シンガー・ソングライターで牧師の父の下、10歳からドラムをプレイ。13歳で中学の吹奏楽部に入り、クラリネットを始める。独学でサックスを吹き始め、教会で毎週サックスを演奏するようになる。10代の後半からは都内を中心にライブ活動を開始し、多くのプロ・ミュージシャンの知己を得る。2011年からソロ活動も開始。同年から世界的なサックス奏者、ロン・ブラウンに師事。現在は都内を中心に活動を展開中。アーティスト・ネームは“Sarah”。