演奏スタイル別 リード選定法
ジャンルタイプ別に分けたリードのマッチングや、各ジャンルを代表するトッププレイヤーの使用例を紹介。
サックス奏者にとってリード選びは永遠の悩み。選択肢も案外多くて、なかなか自分にピッタリのリードが見つからないという人も少なくないのでは!? そこでTHE SAX 68号では、そんなリード選びの参考にしてほしい、ジャンルタイプ別に分けたリードのマッチングや、各ジャンルを代表するトップ・プレイヤーの使用例を紹介する。アドバイザーとして石森管楽器の石森信二店長と横尾修斗氏にご協力いただいた。
1. クラシック / 吹奏楽系アルト
2. クラシック / 吹奏楽系テナー
3. ジャス系アルト
4. ジャズ系テナー
5. フュージョン / ポップス系アルト
6. フュージョン / ポップス系テナー
■Classic/Wind Music-Alto
Vandoren Traditional / Vandoren V.12
バンドーレン トラディショナル / バンドーレン V.12
クラシック/吹奏楽系で一番人f気のあるアルトのリードと言えば、やはりバンドーレンのトラディショナル。次にくるのがバンドーレンのV.12。掲載アーティストは、須川展也氏、江川良子氏、平野公崇氏、雲井雅人氏、國末貞仁氏、大石将紀氏。
■Classic/Wind Music-Tenor
Vandoren Traditional / Legere Signature
バンドーレン トラディショナル / バンドーレン シグネチャー
クラシック/吹奏楽系のテナーに関しては、ほぼバンドレーンのトラディショナル(青箱)でしょう。 その次となるリコのレゼルヴとか、最近だとレジェールなどプラスチック製なども含めて乱立している感じです。掲載アーティストは、 仲田守氏、林田和之氏、松井宏幸氏、新井靖志、川口力氏、有村純親氏。
■Jazz-Alto
Vandoren JAVA /Woodstone
バンドーレン ジャバ / ウッドストーン
ジャズ系アルトの売れ筋リードと言うと、10年ほど前までは圧倒的にラ・ヴォーズでしたが、 最近の傾向だとバンドレーンのジャバとウッドストーン。掲載アーティストは、大森明氏、渡辺貞夫氏、吉田治氏、土岐英史氏、 矢野沙織氏、坂田明氏。
■Jazz-Tenor
Rico Jazz Select / Rico
リコ ジャズセレクト / リコ
ジャズ系テナーで人気のあるリードは、アルトと同じく以前はラ・ヴォーズが多かったのですが、 最近はリコのジャズセレクト、それとウッドストーンですね。年配。の方だとオレンジ箱を使う方も多いようです。掲載アーティストは、宮本 大路氏、藤枝伸介氏、元晴氏、鈴木央紹氏、竹内直氏、菊池成孔氏。
■Fusion / Pops-Alto
Vandoren V16 /Woodstone
バンドーレン V16 / ウッドストーン
フュージョン / ポップス系のアルトで使われているリードというと海外では ラ・ヴォーズの他、ブランチャー、ヘムケ、バンドレーンの青箱なども。最近は、ウッドストーン、バンドレーンのジャバ、V16も 使われています。掲載アーティストは、本田雅人氏、宮崎隆睦氏、小林香織氏、前田サラ氏、本田俊之氏、勝田一樹氏。
■Fusion / Pops-Tenor
La Voz /Rico JAZZ SELECT
ラ・ヴォーズ / リコ ジャズセレクト
フュージョン / ポップス系のテナーで代表的なリードと言えばラ・ヴォーズ。 他、リコのジャズセレクト、フォレストーンなども増えてきました。掲載アーティストは、平原まこと氏、小池修氏、 GAMO氏、竹上良成氏、野々田万照氏。