須川展也 雲井雅人 田中靖人が語るヤマハカスタムサクソフォン
須川、雲井、田中、日本を代表するサクソフォン奏者によるスペシャルトークセッション!
ヤマハ カスタムサクソフォンYAS-875/YAS-875EXが大幅にモデルチェンジ! 新商品発表会には、同モデルを愛用する三氏による発売記念コンサートが開催された。日本を代表するクラシックサクソフォンプレイヤーたちが、新しいYAS-875/YAS-875EXを選択したのはなぜか? THE SAX73号では、スペシャルトークセッションでその理由に迫った。ここではその一部を紹介しよう。
写真左より、須川展也、雲井雅人、佐々木陽介(YAS-875/YAS875EX 開発者)、田中靖人
ーー改めて、皆さんとヤマハサクソフォンの出会いを教えてください。
須川 高校入学時にYAS-61を親に買ってもらいました。その後、音大受験の時に違う楽器に替えましたが、1988年のカスタムサクソフォン発売からはずっとカスタムを使っています。大学卒業後は開発や試奏のお手伝いをしているから、ヤマハの楽器とはとても長いお付き合いですね。今回のYAS-875/YAS-875EXのニューモデルは開発から携わっています。
田中 学生時代からずっと他社の楽器を使っていましたが、2003年だったか、たまたま旅先の楽器店でEXを吹かせていただいて、「いい楽器だな」と思いました。2005年からはヤマハの楽器に替え、ずっと愛用しています。
雲井 高校の時にソプラノサックスを買ってもらったのが、ヤマハとの出会いです。88年のカスタムサクソフォンの発売前には開発テストと試奏を手伝っていました。一時は875と855の両方を持っていましたが、今は875がメインになっています。
ーー今回、お三方ともニューモデルに替えられましたが、実際に使ってみていかがでしょうか?
須川 前の楽器は20年間愛用していたのですが、実はU字菅の部分に小さな穴が空いてしまって、それをボンドで塞いで吹いていたんです(笑)。いつかは替えなくてはと思っていたところ、今回のYAS-875EXを吹いてみたら「この楽器は、自分を呼んでいる!」と直感しました。長年愛用した楽器から離れるのは悲しかったですが、替える決断をしました。
雲井 僕も20年間使ってきたYAS-875から替えました。とくに低音域の音程がとても良くなり、音程を調整するストレスが減って、さらに音楽に集中できる。移行するストレスもとても少なかったと思います。
田中 より安定した音程、音色を求めてニューモデルに替えました。大編成の東京佼成ウインドオーケストラの中でも、フォーカスする音色で演奏できます。よくユニゾンするフルートやオーボエの奏者からも「音程が良くなったね。楽器替えた?」と聞かれました。
続きはTHE SAX 73号本誌で!
Q : 皆さんはこれまでもYAS-875/YAS-875EXを吹いてこられましたが、ニューモデルの音色は、これまでとどう変わりましたか。
Q : 操作性はどのように変わったのでしょうか。
Q : 開発の佐々木さんが苦労された点はどこですか。
Q : 須川さんはYAS-875EXG、雲井さんはYAS-875、田中さんはYAS-875Gと、それぞれ違う楽器を選ばれていますね。選んだ理由を教えてください。
Q : ニューモデル開発に関して、皆さんはどんなアドバイスを?
Q : 今日のスペシャルコンサートは素晴らしい演奏でした。どこかで皆さんのニューモデルでの演奏を聴けるチャンスは?
Q : YAS-875/YAS-875EXは、どんな人におすすめしたい楽器でしょうか。