テナーサックス“Gottsu Sepia Tone Jazz Metal Signature”誕生!

Gottsuからまたまたハイスペックなテナーマウスピース“Gottsu Sepia Tone Jazz Metal Signature”が発表された。
ティップからチェンバーにかけてのボディ部分は、GPが施されたヴィンテージブラス製で、シャンク部分はハンマリングで素材に加工硬化を施した950シルバーを採用。CNCとハンドフィニッシュによる精巧な作りはもちろんだが、ボディとシャンクに異金属を、しかも950シルバーを組み合わせたハイブリッド構造のためか、既存のロールオーバー系メタルマウスピースとは一味違うゴージャスな響きが特徴的だ。
息の入りもスムーズで効率良く響き、音のコアは濃密で柔らかいが、キラリと艶っぽい余韻をまとった音色が実に魅力的。
また、これまでのGottsuマウスピースにはリガチャーが付属していなかったが、このJazz Metal Signatureには、マウスピース側部に設けられた溝にスライドオンする新リガチャーが標準装備される。
この新リガチャーは、現在Gottsuが国際特許を申請中で、オットーリンクのようなスクリューダウンタイプだが、通常リードとリガチャーのバンド部分のあいだに位置するプレッシャープレートが、リガチャーのバンド部分の上からバンドを跨ぐようにしてリードに接するというこれまでにない斬新な機構・構造を持っている。リードをフレキシブルに振動させるプレッシャープレートの形状や、リガチャー全体の重量もいくつもの試作を重ね完成に至ったという、これもGottsu渾身の力作だ。

写真1

なお、この新リガチャーは、Jazz Metal Signatureに装備されるスライドタイプ以外にも、これまでのGottsuマウスピースや他社メーカーのラバーやメタルマウスピースにも取り付けられる別売りのタイプ（写真1）もリリースが予定されているので乞うご期待 !!