Wood Stone "New Vintage" E♭Alto Saxophone
2017年春にリリース予定の、「Wood Stone "New VINTAGE" E♭ ALTO SAXOPHONE」。この楽器を中心となって開発した石森管楽器店長に、開発のコンセプトやこだわりのパーツ、ポイントを詳しく訊いた。
2010年に石森管楽器からリリースされたNew Vintage B♭Tenor Saxophone。発表されるや否や瞬く間にプレイヤーの間で話題となり、「伝統と進化の融合を完成させた楽器」として国内はもちろん、海外のプレイヤーからも絶大な支持を得ていることはThe SAX読者の皆さんももちろんご存じだろう。その石森管楽器から、満を持して“New Vintage”シリーズのアルトが発売されることとなった。11月初旬についにベールを脱いだこの“New Vintage Alto”について、この楽器を中心となって開発した石森管楽器店長の石森信二氏に大いに語ってもらった。(詳細はTHE SAX 80号に掲載)
--2010年にNew Vintage BbTenor Saxophoneをリリースしてから6年経ちました。アルトの構想はいつからありましたか?
石森信二 コンセプトとしては古い楽器をベースにしつつ、石森で考えた新しい要素を詰め込み、New Vintageという名前からもわかるように、古いものと新しいものの融合を目指しました。 構想自体はテナーの開発時からありましたが、本格始動は5年ほど前からです。パーツを作ったり、温めていた各部品のデザインを徐々に具体化していく細かい作業を積み重ね、やっと形になりました。
--開発にあたってのコンセプトを教えてください。
石森 人気のヴィンテージ・サックスを参考にしましたが、音程、ネックやベル、ボディなど各所に石森独自の工夫を加えています。キイのポジションもストレスなく使えるように改良を加えています。 多くのヴィンテージ楽器の修理をしていく過程で、このキイはここの位置にあるほうがいいだろう、といったアイデアが蓄積されていきました。第一線の現場で活躍されているプロ奏者の声も多くいただきましたし、リペアマン視点からの調整のしやすさなども含めて一つずつ精査していきました。
--ラインナップを教えてください。
石森 表面仕上げの種類で3モデルをラインナップしています。
★石森管楽器ならではの経験に基づいたこだわりや、各パーツの解説は、THE SAX 80号に掲載!
<アンティーク・フィニッシュ仕上げ>
370,000円(税別)
予約受付中・2017年春発売予定
付属キイ:フロントFあり
付属品:オリジナルGLケース(ヘアライン)、WS木製ボディキャップ、クロス、スワブ
※マウスピース・リガチャー・ネックストラップは付属しません。
<ヴィンテージ・ラッカー仕上げ>
370,000円(税別)
予約受付中・2017年春発売予定
付属キイ:フロントFあり
付属品:オリジナルGLケース(ヘアライン)、WS木製ボディキャップ、クロス、スワブ
※マウスピース・リガチャー・ネックストラップは付属しません。
<ゴールド・ラッカー仕上げ>
370,000円(税別)
予約受付中・2017年春発売予定
付属キイ:フロントFあり
付属品:オリジナルGLケース(ヘアライン)、WS木製ボディキャップ、クロス、スワブ
※マウスピース・リガチャー・ネックストラップは付属しません。