リガチャー最前線vol.2(革・紐・木・ファブリック)
金属以外(革・紐・ファブリック・木)の気になるサックスリガチャーを、鈴木 圭氏が徹底検証!
吹奏感や音色を変えるための手段として、最も気軽に試せるアイテムといえば「リガチャー」だろう。80号で検証したvol.1(金属編)に続き、今号では 金属以外のリガチャーを徹底検証! リガチャーはマウスピースにリードを固定するための小さな器具だが、前回の検証からも分かったように、奏者に 与える影響は大きい。マウスピースやリードのセッティング、現状のリガチャーに悩んでいた人は、ぜひこの特集をチェックしていただきたい。解決の糸口になるかもしれない。(試奏コメントはTHE SAX83号に掲載)
今回、ジャズからポップスまで様々なシーンで活躍中の人気サックス奏者、鈴木 圭氏が、革・紐・木・ファブリック製のリガチャー 約30種類を徹底検証してくれた。THE SAX83号に試奏時のコメントを、チャートとともに掲載しているので、ぜひ参考にしてほしい。
検証ポイント
●音色の明暗(明るい⇔暗い)
●音色の傾向(クリア⇔柔らかい)
●抵抗感(弱い⇔強い)
●倍音(少ない⇔多い)
●芯の太さ(細い⇔太い)
●音の立ち上がり(遅い⇔速い)
試奏してくれたのは……
Profile
鈴木 圭(すずきけい)
http://www.ceres.dti.ne.jp/~kei-s/
1978年静岡県掛川市出身。3歳よりピアノ、13歳よりサックスを手にする。高校在籍時より、クラシックサックスを学びながら、フュージョン、ポップスのバンドなどで活動する。東京農工大学に入学後、「国際基督教大学Modern Music Society」「早稲田大学High Society Orchestra」などのビッグバンドに所属する。在学中からプロとして音楽活動を始め、2002年「宮間利之 & His New Herd」への在籍を皮切りに、数多くのビッグバンドに参加。現在は、ライブサポート、レコーディング、ミュージカルなどを中心に、クラシック、ポップス、クラブミュージック、コンテンポラリージャズまで幅広くこなす、アレンジャー、各種の木管楽器を演奏するマルチリードのセクションプレイヤー、ソロイストとして評価されている。クラシックサックスを池上政人、河西隆直の各氏、ジャズサックスを吉田 治氏に師事。
<試奏セッティング>
[楽器] YAS875シルバー
[マウスピース] メイヤー6MM
[リード] ジャズセレクト アンファイルド3 Medium
BG, Rovner
株式会社プリマ楽器
http://www.prima-gakki.co.jp/
Wood Stone, Investigacions Manchegas, GF
株式会社石森管楽器
http://www.ishimori-co.com/
BULLSEYE
ブルズアイエンタープライズ
http://bullseyeenterprise.com/
Vandoren, Bambu
株式会社アクタス セルマー・ジャパン
http://www.nonaka.com/actus/selmer/
SILVERSTEIN
銀座山野楽器本店
http://www.yamano-music.co.jp/a/shops/ginza/wind/index
Florian Popa, Abelet Rigature
株式会社 石橋楽器店 御茶ノ水ウインドパル店
http://www.ishibashi.co.jp/store/windpal.html
ENBARQMENT
手縫い革鞄 ENBARQMENT(アンバルクマン)
http://www.enbarqment.jp