輝く女性サックス奏者たち -Women's SAX TALK & Interview-
女性サックスのパイオニアと期待の新人による初対談! そしてニューアルバムをリリースした注目の若手3名がその手応えを語る!
クラシックサックス界を牽引してきた女性のパイオニア原ひとみと、この春に藝大を首席で卒業した期待の新人、住谷美帆との初対談が実現した。藝大の先輩後輩でもある二人が、世代を超えて音楽や今後のクラシックサックスについて真摯に語り合う貴重な時間となった。
ジャズ&ポップス・シーンにおける女性サックスのパイオニア朝本千可と、次世代人気No.1サックス奏者、前田サラとの初対談! 朝本さんの体験談を中心にサラさんの話を交えて今後の音楽シーンについて大いに語り合う貴重な時間となった。
現在、ソロだけで活動しているプレイヤーはどのくらいいるのだろう?今年デビュー10周年を迎えた塙 美里さんは、ソロ活動に専念している稀有なプレイヤーといってもいい。3月に発売したニューアルバム「ロンド・カプリチオーソ」は、ソプラノサックスのみで収録したもので、彼女のテクニック、音楽性、情熱……すべてが詰まった一枚となった。
2010年に弱冠18歳でCDデビューし、その圧倒的な演奏力でジャズファンの度肝を抜いた寺久保エレナ。2011年からは日本人初のプレジデンシャル・スカラーシップを得てボストンのバークリー音楽大学へ留学し、卒業後はニューヨークを拠点に本場のシーンで活動している。そんな彼女のニューアルバムは、初の日本人メンバーによる録音。去る2月に帰国したタイミングで、完成の手応えを柔らかな表情で語ってくれた。 (インタビュー・文:熊谷美広/協力:キングレコード株式会社)
そのド派手なルックスと確かな実力を備えたサックス演奏の技術というギャップから、各方面のマスメディアからも注目を集めているユッコ・ミラー。すでに本誌をはじめ3つの音楽誌で表紙を飾るなど、専門筋でも高い評価を獲得している。そんな彼女のメジャー第2弾アルバム「SAXONIC」が完成した。タイトルから連想できるように、コンセプトは「ユッコがロックフェスに出たら……」。さて、そのセットリストはいかに!? (インタビュー・文:櫻井隆章/協力:キングレコード株式会社)
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