藤野美由紀&Funky Soul Lineセミナー
まずは藤野氏とベースの矢部氏が軽快なトークで会場を和ませると全員が登場し、講義と実演を織り交ぜながらバンドのグルーヴを生み出すマジックが披露された。キーボードの小畑氏がビートの秘密を解剖する独自の理論で鮮やかに受講者の心をつかんだのを皮切りに、各楽器の立場からのコメント、バンド全員での横ノリのグルーヴ感の実演、ソリストの盛り上がりに寄り添うダイナミクスの付け方、ジェームズ・ブラウンばりにバンドを仕切る明快なキュー(合図)出し、リハーサル時の心得など、盛りだくさんの内容が展開され、予定の1時間はあっという間に過ぎ去った。
ラストにはFunky Soul Lineのグルーヴ体験コーナーとして、客席からサックス奏者4名とベーシストを迎えて名曲『Chameleon』でセッション大会。有機的なバンドサウンドに乗った熱いサックスバトルが会場を湧かせていた。
休憩を挟んでの第二部はFunky Soul Lineのライブ。荘厳なピアノソロの後リズム隊のみで1曲披露すると、セクシーにドレスアップした藤野氏が登場。凛としたたたずまいで華やかにファンクナンバーを吹きまくる。前半のセミナーで横ノリ練習の素材とされた『Walk To Uptown』、サブトーンのピアニシモから高音へ歌い上げるサックスと、泣きのギターソロが映えるバラード『Why Are We Not Together』、スピード違反の高速ファンク『The Violation』などオリジナル曲も織り交ぜて全9曲演奏された。藤野氏のアルトとメンバーが一体となって生み出したグルーヴに酔いしれるうちに、最後は客席は総立ちとなり、汗をかいて踊り出していた。
Set List
1.Gravity〜Cold Sweat
2.That’s The Way(I Like It)
3.Pick Up The Pieces
4.Walk To Uptown
5.Why Are We Not Together
6.The Violation
7.Cold Sweat
8.I Got You (I Feel Good)
Enc. Young Man (Y.M.C.A.)
藤野さんとFunky Soul Lineのみなさんからコメントをいただきました>>>