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THE SAX vol 91. l Disc Review【CLASSIC】
「ラルゴ〜サクソフォンとオルガンによるバロック音楽作品集〜」長瀬正典、椎名雄一郎
華道家の假屋崎省吾との共演で音楽と華道のコラボレーションを実現させるなど、幅広い演奏活動を展開している長瀬正典。2012年にリリースした「サクソフォンとオルガンによるバッハ作品集〜」に続いて、バロック作品に挑んだ新作だ。
「ラルゴ〜サクソフォンとオルガンによるバロック音楽作品集〜」長瀬正典、椎名雄一郎
【VICJ-77075】¥3,240(税込)コジマ録音
[演奏]長瀬正典(Ss,As)、椎名雄一郎(Org)
[収録曲]T.アルビノーニ:協奏曲 ニ短調 作品9-2、A.コレッリ:ソナタ ヘ長調 作品5-10、G.F.ヘンデル:ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)、G.F.ヘンデル(長瀬正典、椎名雄一郎):水上の音楽 第1組曲
オーベルタン・オルガンによる多彩な音色と、ふくよかなサクソフォンのサウンド
華道家の假屋崎省吾との共演で音楽と華道のコラボレーションを実現させるなど、幅広い演奏活動を展開している長瀬正典。2012年にリリースした「サクソフォンとオルガンによるバッハ作品集〜」に続いて、バロック作品に挑んだ新作だ。取り上げたのは、バロック時代にイタリアで活躍したトマゾ・アルビノーニとアルカンジェロ・コレッリ、そしてドイツ生まれで国際的に活躍したヘンデルの楽曲。名オルガンプレイヤー椎名雄一郎との共演で、ヴァイオリンやオーボエの作品をソプラノサックスとアルトサックスで演奏するという試みだ。軽井沢コルネ音楽堂のオーベルタン・オルガンによる多彩な音色と、ふくよかなサクソフォンのサウンドが溶け合い、芳醇な響きを醸し出している。