サックス記事 「ヴァンデルロースト:高山の印象/タッド・ウィンド・コンサート(40)」
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THE SAX vol.103│Disc Review【CLASSIC】

「ヴァンデルロースト:高山の印象/タッド・ウィンド・コンサート(40)」

MUSIC

「ヴァンデルロースト:高山の印象/タッド・ウィンド・コンサート(40)」

【WST-2504】¥1,650(税込)
WINDSTREAM
[演奏]鈴木孝佳(Cond)、タッド・ウインドシンフォニー
[収録曲]D.ヴァインベルガー:テイク・オフ、G.パレス:序曲「リシルド」、J.ヴァンデルロースト:高山の印象、團伊玖磨:祝典行進曲

 

日本のみならず、アメリカ、ヨーロッパのプロたちもその動向に注目する“タッド・ウインドシンフォニー”のパフォーマンスをアーカイヴするシリーズ「タッド・ウィンド・コンサート」。本アルバムはその40枚目として、2019年6月14日(金)、杉並公会堂大ホールで開催された《第26回定期演奏会》の第1部とアンコールを収録している。
ギャルド・レピュブリケーヌの楽長ガブリエル・パレスの気品に溢れた序曲『リシルド』、そしてヤン・ヴァンデルロースト『高山の印象』など4曲を収録。この作品は、岐阜・高山市民吹奏楽団の50周年記念委嘱作品として書かれたもの。この地を何度も訪れたヴァンデルローストだから書くことができた作品だ。タッドの音は重厚でダイナミックなハーモニーが人気だが、その特徴はこのアルバムでも聴くことができる。音楽監督の鈴木孝佳のタクトと、タッドメンバーの織りなす響きを楽しんでほしい。