「Polkadots Note」竹中優子

3歳からピアノを、10歳でトランペット、ユーフォニアムなどの金管楽器、13歳からサックスを始めた竹中優子氏のデビューアルバムがリリースされた。竹中氏は20代になってからも吹奏楽を続けながら、ロックなどの様々なジャンルに挑戦し、活動の幅を広げてきたアーティストだ。ジャズとクラシカルサックスも本格的に学び、2015年頃から東海地方を中心にライブを開始。現在もジャズ、ポップス、ロックなどのサポートを行ない、吹奏楽団でも活動している。
デビューアルバムとなった今作は、50～70年代のハードバップ、モダンジャズのスタイルを中心に追求したカバーと、自分らしいフィーリングを出せるオリジナルを加えた渾身作だ。1曲目の『Walk Around』は寄り道の多い竹中氏の特徴を表現した作品。そのほか、共演のピアニスト近藤有輝氏のオリジナルも聴くことができる。良き理解者たちのサポートもあり、自然体な演奏が際立つ作品だ。