サックス記事 「Realize」モデトロ・サクソフォン・アンサンブル
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THE SAX vol.109│Disc Review【CLASSIC】

「Realize」モデトロ・サクソフォン・アンサンブル

MUSIC

「Realize」モデトロ・サクソフォン・アンサンブル

【NAT21441】¥2,970
Studio N.A.T
[演奏]飯塚恭平/西田 剛/織田和優/歌頭 諒(Sax)
[収録曲]J.S.バッハ(伊藤康英 編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番二短調BWV1004より)、櫛田朕之扶:サクソフォーン四重奏のための『万葉』、C.パスカル:サクソフォーン四重奏曲、J.T.ヴェルデュイ:ザ・ボディ・オブ・ユア・ドリームズ

 

2021年に結成したモデトロ・サクソフォン・アンサンブル。グループ名の「Modétro」とは、「modern(現代風)」と「rétro(古風)」を合わせた造語で、その名の通りバロックから現代の作品をレパートリーとして持ち、その魅力を伝え続けているアンサンブルだ。本作は、鮮烈なバッハを皮切りに、日本の伝統音楽のエッセンスを感じる櫛田朕之扶、サクソフォン四重奏の王道作品パスカル、そして電子音楽とのアンサンブル ヴェルデュイという彼らのすべてを詰め込んだ一枚。若手ながら今後の活躍が期待される実力が存分に発揮されている。それぞれの時代の「いま」を聴くことができる新しいサクソフォンカルテットの形といえる。