唯一無二の音色、縦横無尽に駆け抜けるサックス その源を語る!
勝田一樹氏といえば、日本を代表するインストゥルメンタルグループ“DIMENSION(以下ディメンション)”のサックス奏者としてその名を馳せている。またクラブ系のジャフロサックス、サックスファクションなどのソロ名義の活動も精力的で、実に多くのシーンでその唯一無二の音色を聴くことができる。 ディメンションはこのところ毎年11月にアルバムを発表していることから、今年も……と期待が寄せられているが、8月中旬、まさにその、23枚目となるアルバム制作進行中のスタジオを訪ね、“とれたて取材”が実現! プロモーション期間を待たずしてニューアルバムの音楽的内容、また勝田氏のエモーショナルでリリカルなプレイと唯一無二の音色の源について、興味深い話を聞くことができた。
ディメンションOfficial Site http://dimension-tokyo.jp/
写真提供=ビーイング
前作より良いものを作る
次ページにインタビュー続く
・より良い作品作りのために メンバーの個性を持ち寄る
・コピーはいろんな勉強ができる
・音色はアタックから既に構築されている
CD Information
¥3,059(税込)
[収録曲]Snake、Chicago、Gold Rush、Matrix 他全10曲
[Member] 増崎孝司(Guit)、勝田一樹(Sax)、 小野塚晃(Pf,Key)
[Guest] ポール・ワティコ/坂東慧/則竹裕之(Ds)、 川崎哲平(Bass)
勝田一樹
Kazuki Katsuta
人気フュージョン・バンドDIMENSIONのフロントマンを30年にわたって務める。その音色は一聴して分かるほどに唯一無二の存在感を放ち、彼の影響を受けたサックスプレイヤーは後を絶たない。アルトサックス・プレイヤーとして、アンサンブルの中に溶け込む力強さと優しさを調和させたそのスタイルに加え、様々なアーティストのレコーディングにおいてはブラスセクションのアレンジ力も高い評価を得ている。ソロ活動として勝田自身のプロデュースによる「JAFROSAX」名義でアルバムを4枚リリース。国内外および多ジャンルにまたがり大好評を得る。2014年には待望の初のソロアルバム「Kazuki Katsuta」をリリース。これまでに3 枚のソロアルバムをリリースしてソロ活動も精力的に行なっている。2022年からはCASIOPEA-P4のギタリスト野呂一生と共に「J-FUSION BLUE NOTE TOKYO SPECIAL」というイベントをブルーノート東京で開催し大好評を得る。DIMENSIONとしては2023年に行われたBlue Note Tokyo 35th presents JAZZ-FUSION SUMMIT2023 公演でT-スクエア、CASIOPEA-P4等、Jフュージョンを代表するバンドとの共演が記憶に新しい。
(2024.02)