デイヴ・コーズ 音楽を“魅せる”スーパーサックスプレイヤー
2009年、あのハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(栄誉の舗道)に仲間入りし、今や日本でも大人気のプレイヤー デイヴ・コーズ氏。昨年、ソロ活動20周年を迎えた彼は、10月に7年ぶりのオリジナルアルバム『Hello Tomorrow』をリリースしたが、これがかなりの意欲作だ。プロデューサーにマーカス・ミラーとジョン・バークを迎え、ボニー・ジェイムス(Ts)、リー・リトナー(Guit)、シーラ・E(Perc,Vo)などの豪華なアーティストと共演。彼らをただの“豪華ゲスト”というだけに終わらせず、彼らの音楽性を取り込んでさらに発展させているところはさすがだ。 そんなコーズ氏が昨年も11月に来日し、ブルーノート東京において5日間に渡って熱いステージを繰り広げた。美しい音色と完璧な音程、そして驚異的なパフォーマンスで音楽を“魅せる”彼に、久しぶりのインタビューが実現した。
取材協力:ユニバーサルミュージック 撮影:土居政則
会心のアルバム「Hello Tomorrow」
(以下 D)
次ページにインタビュー続く
・音楽に“命の息吹き”を与えるには?
・公開! コーズ氏のプレイスタイルの秘密
・CLINIC at ISHIMORI 2010.11.06
・LIVE at Blue Note TOKYO 2010.11.04-11.08
CD Information
¥2,500(税込)
[演奏]デイヴ・コーズ(Sax,vo)、マーカス・ミラー(Bass,Guit,Key,Cl,Syn)、ボニー・ジェイムス (Ts)、クリスチャン・スコット(Tp)、ハープ・アルバート(Tp)、リー・リトナー(Guit)、ケブ・モ(Guit,vo)、ジョナサン・バトラー(Guit,Vo)、リッキー・マイナー(Bass)、ブライアン・カルバートソン(Key,Tb)、シーラ・E(Perc,Vo)、ダナ・グローバー(Vib)、ジェフ・ローバー(Key)、レイ・パーカーJr.(Guit)、ポール・ジャクソンJr.(Guit)、レニー・カストロ (Perc)、オマー・ハキム(Ds) 他
[収録曲]Put The Top Down、When Will I Know For Sure、It's Always Been You、Getaway、This Guy's In Love With You、Anything's Possible、There's A Better Way、Start All Over Again、Think Big、The Journey、Remember Where You Come From、Whisper In Your Ear、What You Leave Behind、All You Ever Wanted
デイヴ・コーズ
Dave Koz
ボビー・コールドウェルにリクルートされ、キャリアをスタートさせる。その後、リッピントンズやトム・スコットのバンドで名を上げ、フュージョン系のファースト・コール・ミュージシャンとして活躍。1990年、ケニー・Gを世界に送り込んだ名キーボーディスト ジェフ・ローバーの尽力により、名門キャピトルとセルフタイトルのアルバムでデビュー。1994年には自らパーソナリティを務めるラジオ番組をスタートさせ人気を博す。6度のグラミー賞候補歴を持ち、現在スムース・ジャズ・シーンの頂点に立つ名実共に人気のサックス奏者。