本多俊之 サックスアンサンブルの新しい扉を開く「GREETINGS ~アドルフ・サックスに捧ぐ~」
アドルフ・サックスの生誕200年を記念した作品の中でも、とびきりのインパクトを持つ作品が登場した。ジャズ・フュージョンプレイヤー、作編曲家として知られる本多俊之氏が、クラシック奏者13人と共演した豪華で画期的なアルバムだ。ジャンルを超えてサックスの魅力と可能性を最大限に引き出した「GREETINGS~アドルフ・サックスに捧ぐ~」が、サックスアンサンブルの新しい世界を切り拓く。
協力:キングレコード株式会社
アドルフに導かれて
CD Information
【KICC-1156】¥3,000+税
[演奏]本多俊之(Ss&As)、須川展也(Ss)、彦坂眞一郎(As)、新井靖志(Ts)、田中靖人 (Bs)、松原孝政(Ss)、中村均一(As)、波多江史朗(Ts)、東 涼太(Bs)、 塩安真衣子(Ss& Sopranino)、山浦雅也(As)、國末貞仁(Ts)、鈴木広志(Bs)、本多尚美(pf)
[収録曲]TAKE IT EASY【14tet:Sax13+Pf】、GREETINGS【4tet:Sax4】、GALAXITE【6tet:Sax5+Pf】、マルサの女【6tet:Sax5+Pf】、MY FAVORITE RHYTHM(BOSSA AFRO CUBAN MEDLEY)【5tet:Sax5】 GIRL FROM IPANEMA ~BLACK ORPHEUS ~WATCH WHAT HAPPENS ~Double Rainbow~ONE NOTE SAMBA ~TRISTEZA、ELEGANTE【Duo:Sax+Pf】、む・な・さ・わ・ぎ【5tet:Sax5】、家族ゲームMEDLEY 遊戯~偏執~神話~迷路#1~漆黒~寂寥~遊戯【5tet:Sax5】、PEEK-A-BOO【6tet:Sax5+Pf】、COQUETTISH【Trio:Sax2+Pf】、THERE'LL NEVER BE GOOD-BYE【4tet:Sax4】
楽譜でアルバムを2度楽しもう!
今回ご紹介した『GREETINGS~アドルフ・サックスに捧ぐ』のアルバム発表と同時に、収録された全11曲のスコア・パート譜も発売。アドリブ? と思うようなフレーズもすべて譜面に収録されている、まさに完全版楽譜だ。アルバムのあの曲を吹いてみたい……と思ったら、まずは楽譜を手に入れることから始めよう。
【サックス十三重奏&ピアノ】 Take It Easy(本多俊之 作曲) スコア・パート譜一式 ……6,480円(税込)
【サックス五重奏】 家族ゲームMEDLEY (フジテレビ系ドラマ「家族ゲーム」より)(本多俊之 作曲)
スコア・パート譜一式……4,104円(税込)他
楽譜出版:東京ハッスルコピー http://www.hustlecopy.co.jp/
次ページにインタビュー続く
・曲とメンバーの組み合わせを一新
・作曲とアレンジは挑戦状のようなもの
・音色を磨く練習法
・サックスは「オープンマインド」な楽器
本多俊之
Toshiyuki Honda
サックス奏者、作・編曲家、プロデューサー。 恐竜好き、ジョギング好きでも知られる。 大学在学中の1978年に初リーダーアルバム「バーニング・ウェイブ」をL.A.のフュージョングループ“シー・ウィンド”を従えて発表。以来、チック・コリア、フレディー・ハバード、レッド・ミッチェル、クリストファー・クロス等、内外の著名ミュージシャンと共演。日本を代表するサックス奏者である。特にソプラノサックスの音色の美しさには定評がある。 作・編曲家としても、TVドラマ、CM、映画、クラシック音楽まで多才ぶりは良く知られる。「マルサの女」(伊丹十三監督)をはじめとする伊丹作品群の他、世界公開となったアニメーション映画「メトロポリス」(原作:手塚治虫、脚本:大友克洋、監督:りんたろう)などのサウンドトラック、「ニュースステーション」「クローズアップ現代」「土曜スポーツタイム」などのテーマ曲、フジテレビ系連続ドラマ「家族ゲーム」(原作:本間洋平、出演:櫻井翔、神木隆之介、他)などTVドラマも多い。吹奏楽イベント「バンド維新」からの委嘱曲「Take It Easy」は航空自衛隊航空中央音楽隊(指揮:中村芳文)で録音されている。ハイパー室内楽ユニット「SMILE!」、サックス五重奏のみでドラマ音楽を担当したサウンドトラック「家族ゲーム」など、オリジナル・アルバム、サウンドトラック・アルバム共に多数リリース。