4人の力が何倍にもなるカルテットの魅力を味わってほしい 友情対談:クリスチャン・ヴィルトゥ&平野公崇
10月23日~25日に亘って開催された「アカデミーHABANERA in Japan」。講師として来日したハバネラ サクソフォン・カルテットと、同じく講師として参加したブルーオーロラ サクソフォン・カルテットは、24日に八重奏コンサートを行ない、世界最高レベルのカルテットの力を披露した。それぞれのカルテットのリーダー的存在であるヴィルトゥ氏と平野氏は旧知の仲。カルテット演奏の様々なヒントが詰まった対談となった。
協力:青葉区民文化センター フィリアホール、野中貿易株式会社、株式会社アスペン 写真:土居政則
カルテット同士の化学反応
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・カルテットには2つの力が必要
・カルテットは音程を攻略すべし
・カルテットは小さな社会
・2つのカルテットによる室内楽講習会に潜入!
「アカデミーHABANERA in JAPAN」レポート
「ハバネラ サクソフォン・カルテット&ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット」
平野公崇
Masataka Hirano
東京藝術大学在学中、第7回日本管打楽器コンクールで第1位。卒業後、パリ国立高等音楽院に入学、サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を最優秀の成績で卒業。在学中にJ=Mロンデックス国際コンクールを制して日本人サクソフォニスト初の国際コンクール優勝者となる。2000年、デビューアルバム「ミレニアム」発売。読響、新日フィル、大フィル、札響、広響等オーケストラとの共演多数。また、山下洋輔、塩谷哲、アキコ・グレースらジャズメンとの共演も多い。日本テレビ 「深夜の音楽会」委嘱作品「7つの絵~有元利夫に捧ぐ」では作曲家としても高い評価を受け、現在番組のオープニングテーマ曲として使われている。東京藝術大学、エリザベト音楽大学、東邦音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。フランスのアカデミー・ハバネラ講師。