メトロノームは耳に装着する時代!?
みなさんが普段使っているメトロノームはどんな形状をしていますか?
カードタイプの薄型モデルだったり、振り子式の据え置き型モデル、リズムパターンを自在に作れるプロ使用の本格モデル等々、奏者の希望を叶える様々なメトロノームが存在します。
しかし、前述したタイプの他にも、プレイヤーの新しいニーズに応えるメトロノームが存在するのはご存知ですか…!?
耳元でテンポが聴ける装着型メトロノーム
今回ご紹介するのは、耳に装着する超小型のメトロノーム『SyncMetronome』。
初めて見たときは、「どうやって使うんだろう…」と、ちょっと考えませんか?
裏面を見ると見覚えがある、イヤホンのような形をしているので“ハッ!”と気付く方もいるかもしれませんね!
コンパクトながら様々なビート/リズム・バリエーションを備え、メトロノームの基本機能も充実。比較的音量が大きい管楽器(例えばトランペットやサックス)を演奏していると楽器の音量に負けてメトロノームの音が聴こえなくなってしまうことが多々あるとおもいますが、耳へダイレクトにビートを届けるのでそういった聞き逃しを防ぐことができます。
また、イヤホン型と聞くとカナル式イヤホンや耳栓のように耳孔を塞いでしまうものを想像すると思いますが、この『SyncMetronome』は耳孔周りのくぼみに引っ掛けるようにして装着をします。耳孔を塞がない作りのため、音がこもって聴こえたり、タンポの開閉で骨が振動する音が響くこともありません。
直感的な操作ができる
こんなにコンパクトな見た目をしていると、操作性に不安を覚える方もいらっしゃると思います。
テンポやリズム、ビートのモードチェンジについては多少なりとも慣れが必要になりますが気にならない程度でしょう。テンポ調節は耳に装着をした状態でも簡単に操作できるジョグ・スイッチでスムーズに変えることができます。
どんな耳にもフィットする高いホールド力
人によってそれぞれ異なる形状をしている耳。大小様々な耳に安定して装着できるよう、イヤー・フィッターとイヤー・クリップが採用されています。筆者自身は耳自体のサイズは普通でしたが、耳孔付近のくぼみが浅いタイプでした。でもイヤー・クリップで安定する箇所を見つければ、走ったりしても落ちることはありませんでした。
最大の特徴は同期機能
個人練習だけでなく、ブラスバンドやマーチングバンドでのアンサンブル練習など、複数人で音を合わせたい時には2台以上の『SyncMetronome』を赤外線で同期させることで、それぞれが離れて演奏をしていても全く同じテンポとタイミングを共有することができます。
テンポ同期の方法も簡単で、『SyncMetronome』をつないでシンク・ボタンを押すだけです。テンポを共有することで互いに認識しているビートのズレを無くします。
まとめ
サイズはこんなにコンパクト…!
(写真左:SyncMetronome、写真右:アルトサックスのリード)
筆者自身もこの『SyncMetronome』を使用していますが、超小型にも関わらずビートをしっかりと知らせてくれて、装着時の違和感もないことが、お気に入りポイントです!音量もしっかりと出るので、個人練習のときにはボリュームを最大値まで上げて洋服の襟首あたりに付けて使っています。
冒頭にも触れたとおり、昨今は様々な練習アイテムが存在しますので、ご自身のニーズに合った練習アイテムを探してみてください☆
今回ご協力いただいたのは…!
㈱コルグ
TEL:0570-666-569
https://www.korg.com