伝説的芸術家のアトリエにてピアノとのデュオでスタンダードをプレイ! 土岐英史
その唯一無二のアルトおよびソプラノの音色で、日本の至宝とも呼ばれる人気ジャズプレイヤー土岐英史。そんな名手から、2018年に新レーベル Days of Delight の第1弾としてリリースされた前作「Black Eyes」に続くニューアルバムが、早くも届けられた。「After Dark」と名付けられたその新作は、若手辣腕ピアニスト片倉真由子とのデュオで、あの岡本太郎のアトリエにてレコーディングしたキャリア初となるスタンダード集だ!完成の手応えを柔和な笑顔で語ってくれた。
(インタビュー・文:熊谷美広 / 写真:日比野武男 / 協力:Days of Delight)
どの曲を演奏するかは決めず、リハーサルなしでレコーディングに臨む
(以下 土岐)
PROFILE: 土岐 英史(とき ひでふみ)
1950年2月1日神戸市出身。大阪音楽大学卒。鈴木 勲(Bass)グループ、宮間利之とニューハード、日野皓正(Tp)グループなどで活動し、1975年に初リーダー作「TOKI」をリリース。1979年に松岡直也ウィシングに参加。1985年に山岸潤史(Guit)らと “CHICKEN SHACK” を結成して1991年まで活動。1989年に自己のグループ “TOKI & CRUISING” を結成。1986年から2011年まで山下達郎のツアーにも参加。現在もライブを中心に精力的に活動している。
クリスマス・スペシャルライブが決定!
[日時]12月24日(火) 開場 19:15 / 開演 19:30
[会場]岡本太郎記念館 http://www.taro-okamoto.or.jp
[出演]土岐英史(As)、片倉真由子(Pf)
※読者プレゼント:本誌読者2組4名をご招待
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CD Information
Days of Delight
【DOD-004】 ¥2,500(税別)
[収録曲]
01. 枯葉
02. After Dark
03. How High the Moon
04. Gee Baby Ain't I Good to You
05. Back Home Blues
06. 黒いオルフェ
07. I Hear a Rhapsody
08. Lover Man-dedicated to Noboru Shudo
[演奏] 土岐英史(As,Ss)、片倉真由子(Pf)
次ページにインタビュー続く
・岡本太郎が愛用していたアップライト・ピアノを使ってレコーディング
・楽器を置いて、メロディが身体の中に入るまで繰り返し聴く