グローヴァーの系譜を継ぐポップ·インストゥルメンタルの雄 ボニー・ジェイムス
全米ジャズ・アルバム・チャートを6度制覇し、R&Bアルバム・チャートにも2度ランクイン、さらにグラミー賞にも4度ノミネートという輝かしい実績を持つポップ・インストゥルメンタルの雄ボニー・ジェイムス。本誌では意外にも初インタビューとなる彼に、じっくりと話を聞いた。
全米ジャズ・アルバム・チャートを6度制覇し、R&Bアルバム・チャートにも2度ランクイン、さらにグラミー賞にも4度ノミネートという輝かしい実績を持つポップ・インストゥルメンタルの雄ボニー・ジェイムス。スムース・ジャズの代名詞的アーティストとしてもお馴染みの彼が、ビルボードライブ東京とビルボードライブ大阪に初登場した。本誌では意外にも初インタビューとなる彼に、じっくりと話を聞いた。
(インタビュー・文:熊谷美広 / 協力:ビルボードライブ東京)
R&Bスタイルによるサックスの伝統を僕はいま引き継いでいる
(以下 BJ)
プロフィール
Boney Jmaes(ボニー・ジェイムス)
1961年9月1日マサチューセッツ州ローウェル出身。大学卒業後にプロとしての活動を開始し、ボビー・コールドウェルのサポート・メンバーとして注目を集める。1992年にリリースした初リーダー作「Trust」がビルボード誌のコンテンポラリー・ジャズ・チャートで8位を記録して一気にブレイク。その後もファンキーなライブとポップなサウンドが人気を呼び、アルバムがすべてヒットを記録、押しも押されもせぬトップ・サックス奏者となった。
CD Information
【CRE-00560】輸入盤
Concord
[収録曲]Kicks、Tick Tock、On the Prowl、Low and Slow、Honestly、We Came to Party、Speak Easy、Skylark、If I Can'tHold You、Up All Night
[演奏]ボニー・ジェイムス(Ts,Ss,Key,Prog)、ダレル・スミス(Key)、スミティ・スミス(Bass)、オマリー・ウィリアムス(Ds)、レニー・カストロ(Perc)、ゲイリー・グラント(Tp)、ビル・レイチェンバッハ(Tb)他
次ページにインタビュー続く
・タイトルどおり純粋でハッピーになれる曲が多い「Honestly」
・最近よく聴くのは1930~40年代のビッグバンド系のスタンダード