日米サックス・クイーンが、 8年ぶりに再会!! ミンディ・エイベア&藤野美由紀
キャンディ・ダルファーと並ぶ女性サックス奏者の草分けであるミンディ・エイベアが、自身のバンド、ボーン シェイカーズを率いて、去る9月に来日公演を敢行した。そんな彼女を本誌48号(2011年9月号)でインタ ビューを担当するなど、旧知の仲である藤野美由紀が訪ねた。日米サックス女王の8年ぶりの再会が実現だ!!
キャンディ・ダルファーと並ぶ女性サックス奏者の草分けであるミンディ・エイベアが、自身のバンド、ボーン シェイカーズを率いて、去る9月に来日公演を敢行した。そんな彼女を本誌48号(2011年9月号)でインタ ビューを担当するなど、旧知の仲である藤野美由紀が訪ねた。日米サックス女王の8年ぶりの再会が実現だ!!
(文:櫻井隆章 / 協力:丸の内コットンクラブ)
ミンディ率いる「ボーンシェイカーズ」の名付け親はアノ人!
8年前に対談をしている二人は、旧知の仲。まず感激の再会シーンに続き、藤野が持参したお土産を手渡す場面から始まった。モロの「女子会」パターンである。まず、今回の来日では随分とロック度が高まったことから話が始まった。彼女が率いるバンドの名前は、「ボーンシェイカーズ」というのだ。これ、どちらかと言うと少々品が悪い、「お尻振り振りバンド」的なネーミングなのである。ここからして充分に「ロック的」とも言えるのだが……。
次ページにインタビュー続く
・ソロ・デビューのきっかけはバックストリート・ボーイズのツアー
・“男の世界”だったアメリカのバンド事情も変わりつつある!
・MINDI ABAIR & THE BONESHAKERS
ミンディ・エイベア
Mindi Abair
アメリカのスムースジャズサックス奏者。アルトサックス、ソプラノサックス、フルート、キーボードを演奏、ヴォーカルをとることもある。祖母がオペラ歌手、父親がプロのサックス奏者という家庭に生まれ、8歳でサックスを始める。高校時代はスクールバンドでサックスを演奏。バークリー音楽大学でジャズ、ロック、R&B などあらゆるジャンルの音楽を学ぶ。卒業後はロサンゼルスへ移り、自己のバンドで活動。ジョナサン・バトラーのバンドに参加し、その後アダム・サンドラー、バックストリート・ボーイズやマンディ・ムーアなどのバンドでも活動。2000年に自主アルバム「Always and Never the Same」を発表し、2003年にアルバム「イット・ジャスト・ハプンズ・ザット・ウェイ」でデビュー。2004年に「カム・アズ・ユー・アー」、2006年に「ライフレス・オーディナリー」、2008年にアルバム「スターズ」を発表。2008年からラジオ番組「Chill with Mindi Abair」のパーソナリティに就任。
藤野美由紀
Miyuki Fujino
FUNK,SOULを中心とする、日本のサックス奏者。ソロ活動を展開し、国内外多数の有名アーティストとの共演。リーダーアルバムを4枚リリース。アルソ出版からCandy Dulfer Master Bookや、FUNK&SOULなどの著書もリリース。 2018年 5月には、ギタリスト佐橋佳幸によるプロデュースで、アルバムRight Timeを制作し、アメリカのファンキーサックス奏者 Eddie.M(プリンス、シーラE、13cat'sのサックス奏者)をスペシャルゲストに迎える。2019年には台湾のP.Mauriatと米国Jody Jazzと契約。2022年New Album、SAXIE FUNKをリリース。日本から世界に向けてFUNKな音楽に乗せてメッセージを発信し続けている。
YouTubeチャンネル:FUNKY SAX 藤野美由紀