デビュー20周年を飾る8年ぶりのソロ名義作にして移籍第1弾が完成!
今や百花繚乱となっている日本における女性サックス奏者の台頭に大きな役割を果たした矢野沙織が、デビュー20周年を迎えた。弱冠16歳でシーンに登場し、常にセンセーションを巻き起こしながらトップを走ってきた彼女が、その節目に放ったソロ名義としては8年ぶりとなる 新作のタイトルは「The Golden Dawn」。原点回帰と新たなチャレンジが同居した第2章のスタートを予感させる快作だ。
(インタビュー・文:原田和典/取材協力:キングレコード株式会社)
コロナ禍を経て再び音楽活動ができるようになったことは目の前が開けるような経験
次ページにインタビュー続く
・菊地さんのストリングスは共存できるけれど交わっていない感じがとても面白かった
・この曲をジェームス・ムーディが好きだったということを永久に伝えたいという思いで
矢野沙織
【KICJ-868】¥3,300(税込) キングレコード
[演奏] Saori Yano(Sax)/Syota Watanabe(Pf)/Shin Sakaino(Bass)/Kaito Nakamura(Ds)/<String Quartet(Pepe Tormento Azucarar)>/Leina Ushiyama(1st Vn)/Kano Tajima(2nd Vn)/Reiichi Tateizumi(Va)/Masabumi Sekiguchi(Vc)
[収録曲] 01.Rocker /02.Didn't Know What Time It Was /03.My Little Suede Shoes /04.KICK BACK /05.Autumn Leaves /06.Gated City:14 /07.Beginning:15 /08.UNCHAIN:16 /09.The Song is You /10.I'm In The Mood For Love /11.Ornithology /12.Klact-Oveeseds-Tene
後日、HP&SNSにて詳細を発表
●PROFILE
矢野沙織(Saori Yano)
1986年生まれ、東京出身。9歳のときブラスバンドでアルトサックスを始める。チャーリー・パーカーに衝撃を受けジャズに傾倒、14歳でビリー・ホリデイの自叙伝に感銘し、自らジャズクラブに出演交渉を行ってライブ活動をスタート。ジャズの名門SAVOYレーベル日本人アーティスト第2弾として2003年9月、16歳でセンセーショナルなデビューを飾る。モダンジャズの起源である“ビバップ”に真摯に取り組み、日本にとどまらずニューヨークでもライブを重ねる一方、テレビ朝日系「報道ステーション」のテーマ曲に起用され、世に新世代ジャズの到来を知らしめた。2007年春、花王“ASIENCE”の新たなアジアンビューティとしてCMに登場。同CMで使用されたオリジナル曲『I&I』を収録した、20歳にして初のベストアルバムは、第22回 日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。ジャズの枠を超えて広く注目を集めた。2017年に長女出産。2020年に次女出産。2022年6月、自身のプロジェクト「House of Jaxx」を本格始動。2023年にデビュー20周年を迎えた。
[使用楽器] Alto Saxophone=Conn26M/Mouthpiece=Ishimori Shinji original/Ligature=Wood Stone original solid silver/Reed=Wood Stone select