サックス記事 ボブ・ミンツァー愛用楽器『EASTMAN』に編集部が迫る!
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世界で活躍するアーティストが恋をした注目の楽器

ボブ・ミンツァー愛用楽器『EASTMAN』に編集部が迫る!

GEAR

THE SAX vol.94掲載のインタビューでも大いに語ってもらった、ボブ・ミンツァー氏の愛用楽器“EASTMAN・The 52nd Street Saxophone”。
同氏が愛用していることから、瞬く間に世界へと広まった楽器だ。日本国内では楽器販売拠点も拡大し、各地の主要楽器店で実際に吹くことが叶うという。
そんな、いま注目の楽器“EASTMAN”にTHE SAX 編集部が迫る!

THE SAX vol.94掲載のインタビューでも大いに語ってもらった、ボブ・ミンツァー氏の愛用楽器“EASTMAN・The 52nd Street Saxophone”。
同氏が愛用していることから、瞬く間に世界へと広まった楽器だ。日本国内では楽器販売拠点も拡大し、各地の主要楽器店で実際に吹くことが叶うという。
そんな、いま注目の楽器“EASTMAN”にTHE SAX 編集部が迫る!

ジャズマン憧れの土地がモデル名の由来

国内で取扱いがあるのはソプラノ〜テナーまでの3種類。(2019年03月現在)

EASTMAN・The 52nd Street Saxophoneは多くのレジェンド・アーティストを輩出してきたニューヨークの52番街がコンセプトとなっている。ヴィンテージ調のアンラッカー仕上げやロールドトーンホール、ラージベルといった、銘器の良いところ取りしている楽器だ。

今回はこだわりが見られる、パーツ一つひとつに焦点を当ててご紹介をしよう。

ppからffまで瞬時に反応

rolled-tonehole

パッドとの接地面を増やし気密性を高めるロールドトーンホールを採用している。
このロールドトーンホールは、息を入れた瞬間に反応するレスポンスの良さに加え、太くて深い響きを感じることができるのが特徴だ。アメリカンヴィンテージのコーン等、歴代銘器の仕様を受け継いでいることが伺える。

 

よく響き、よく鳴る!

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ダークな音からブライトな音まで出せるフレキシブルな楽器。ボブ・ミンツァー氏がインタビュー中で「KingのSuper 20やConnの10Mと似たような響きを持っている」と表現をしていたのが印象的だがまさにその通りで、吹き込んだ息が全て音になる感覚がある。
こういった響きや鳴りの良さは、ラージベルやアンラッカー仕上げが大きく影響している。

 

安定感のある造り

warm

面積の広い低音キィはカップにねじれを生みやすく調整が狂いやすい事が知られているが、二本のアームで支えることによりねじれを防いでいる。しっかりとキィを防ぐことでコントロールしにくい低音域も安定感を持ち、しっかりとした太い音色が得られる。

 

ストレスフリーなフィンガリング

adjustable-palm-key

人間工学に基づいた可動式パームキィは、比較的手の小さい方や女性だけでなく、ハイサイドキィ個々の高さを調整したい奏者にも嬉しい仕様だ。自分好みの高さに調整することで、速いパッセージの演奏もストレスなく可能となる。

 

見た目も美しい

engraving

本モデルのコンセプトである、ニューヨークの中心部マンハッタンに存在する“ 52nd Street”の風景が全モデルに彫刻で刻まれている。ジャズクラブが数多く立ち並び、名を馳せるジャズプレイヤーたちが数多く活躍していたこの通りは、一度は訪れたいジャズマン憧れの名所として有名である。

 

ボブ・ミンツァー氏コメント
※THE SAX vol.94 掲載インタビューより一部抜粋

EASTMAN・The 52nd Street はダークな響きからブライトな響きまで出せる楽器でそこが気に入っている。ある一定の帯域しか響かない、という楽器はよくあるんだけど、それは音楽の柔軟性が損なわれるからとても困るんだ。
手に入れた当初はあくまでもツアー用のサブのつもりだったんだけど、大きな会場や小さな会場といった各地で演奏をしてみて、ピッチの良さと音の鳴りが良いなと思ってね。2週間吹いていたら、すっかり馴染んでしまったんだ。

インタビュー記事はこちら!

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