マウスピース徹底検証 第5回「アルト&テナー総集編」
「マウスピース徹底検証 総集編」では各プレイヤーのコメントに加え、取材時にプレイヤーの試奏を実際に聴いた編集部の感想を掲載。またマウスピースの種類ごとに、定番とされるものについても紹介していく。
今回は、本誌29号〜32号までの当コーナーで各プレイヤーに選んでもらった“試奏で気になったマウスピース”に対するコメントに加え、取材時にプレイヤーの試奏を実際に聴いた編集部の感想を第三者的な立場で書かせていただいた。またマウスピースの種類ごとに、定番とされるものについても紹介していく。なお、今回各マウスピースに付けられている番号は、本誌29号〜32号掲載時の番号をそのまま採用した。また、本文中に登場する様々なマウスピースの名称については、本誌29号〜32号を参照いただきたい。
第5回アルト&テナー総集編
Akira Omori
Yoshiyuki Yamanaka
Toshiyuki Sakai
Masakuni Takeno
1.吹いてみた率直な感想
2. 音色の傾向/ブライト、ダーク、柔らかい、太い、細い、芯がある、ない、バズがある他
3. 音の立ち上がり/速い、遅い
4. 音量/大きい、小さい
5. 向いているジャンル/クラシック、ジャズ、フュージョン、他
6. その他、くわえ心地や素材について
7. どのくらいのレベルの人に向いているか/初心者、上級者
8. 総評
アルト&テナー総集編 比較マウスピース
03.Beechler (ビーチラー) トナレックス L5S
07.Selmer (セルマー) ソロイスト E
10.Rousseau (ルソー) JAZZ MODEL JDX5
25.Bari (バリ) DKOTA 5
Metal MOUTHPIECE / アルト・メタル
06.Ponzol (ピーターポンゾール) PPAM SL85
14.Lebayle (リバイユ) メタル S 7
22.Dave Guardala (D.ガーデラ) スタジオ:現行モデル(※注1)
26.Francois Loui (フランソワ・ルイ) (※注2)
Hard Rubber MOUTHPIECE / テナー・ハードラバー
06.Beechler (ビーチラー) ダイアモンドインレイ S5L
14.Pillinger (ピリンジャー) HB 7
22.ESM ESM JAZZ 7
26.Y's one Y's One 小
Metal MOUTHPIECE / テナー・メタル
03.Yanagisawa (ヤナギサワ) 8
13.Theo Wanne (テオ・ウォン) KALI 7☆ロジウムメッキ
19.Lebayle (リバイユ) LR II 8
28.Ted Klum (テッド・クラム) フォーカストーン 100 / ブラス+ロジウムメッキ
テナー・メタル 後編
02.Dave Guardala (デイブ・ガーデラ) Studio
03.Dave Guardala (デイブ・ガーデラ) Brecker I
04.FREDDIE GREGORY (フレディー・グレゴリ) MARK VI DX7
05.FRANCOIS LOUI (フランソワ・ルイ)
06.Ever-Ton (エバー・トン) Metal&Mass 8
大森明
Akira Omori
1949年生まれ、福岡県出身。高校時代よりプロ活動を開始。その後、国立音楽大学、バークリー音楽院に学び、在学中からソロイストとして活躍。卒業後8年間のニューヨーク滞在中チャーリー・ミンガスのレコーディング「Me Myself An Eye」「Somethin’ Like A Bird」に参加。1979年、1982年のニューポートジャズフェスティバルへの出演を初め、数多くのミュージシャンとの共演を通して本格派ジャズメンとしてのスピリットを学ぶ。83年バリー・ハリス、ロン・カーター、リロイ・ウイリアムスをバックに初リーダー作「To Be Young And Foolish」を発表。84年帰国後「Back To The Wood」ではレイ・ブライアントを、「Trust In Blue」では、エルヴィン・ジョーンズをフィーチャー、2001年発表の中牟礼貞則氏をフィーチャーした「PRIMEMOMENTS」は「スイングジャーナル」誌のジャズディスク大賞にノミネートされる等、専門家筋の間でも高い評価を受けている。2006年、New York 録音作「Recurrence」、2009年、前田憲男氏との「Matin’ Time」、2015年、Hod O’Brien との「ManhattanSuite」と、常にハイクオリティーなストレートJazz を追求し続ける。教則本の制作も手がけ2005年、新刊著書「実践、Jazz Adlibシリーズ」が出版され、現在もThe Sax誌に自己の連載コーナーを持ち若手の育成にも力を注いでいる。
竹野昌邦
Masakuni Takeno
1963年6月6日栃木県宇都宮市出身。立教大学在学時に都内での演奏活動を始める。テナーをメインに各種SAX の他フルート、クラリネット、バスクラリネットも扱う。現在まで、ジャズクラブ、ライブハウス等での様々なバンドや、セッションでのライブ活動とともに、サザンオールスターズ、aiko、SKOOP ON SOMEBODY、堂本剛、渡辺美里、矢沢永吉、石井竜也、松山千春など数多くのJ-POP、ROCK 系アーティストのコンサートツアーやレコーディングに参加。スタジオワークも含めて、今までレコーディングに参加したアルバム、楽曲は数百あるいは千以上。その他CM、劇伴、TV番組での演奏多数。現在、南博GO THERE! 、SOLID BRASS、Phonolite、オルケスタデルソル、深井克則バンダカリエンテ、923BIGBAND等のメンバー。