![](https://www.alsoj.net/userimages/m_shohin/ALCLQSW01/CLswing.jpg)
![](https://www.alsoj.net/images/shop_view_7.gif)
こんな商品もおすすめ
Moonlight Serenade
(グレン・ミラー 作曲 / 鈴木直樹 編曲)
グレン・ミラー・オーケストラのテーマ曲でもある、スウィートでメロウなスウィング期のジャズを代表するスタンダード・ナンバー。作曲はもちろんグレン・ミラーで、もともとは作編曲の練習用に作られたもので当初は別のタイトルだったそう。その後、ミシェル・パリッシュにより歌詞がつけられ改題、1939年にグレン・ミラー・オーケストラの演奏で大ヒットとなった。数多のカヴァーが存在し、ジャズ以外にもカーリー・サイモンやバリー・マニロウといったポップス系からナラ・レオン、小野リサといったラテン系まで、幅広いジャンルのシンガーが愛唱曲としている。
In the Mood
(ショー・ガーランド 作曲 / 鈴木直樹 編曲)
サックス奏者でもあるジョー・ガーランドの作曲による、スウィング・ジャズおよびビッグバンド・ジャズのシンボル的な一曲。元々はベニー・グッドマンの好敵手であるクラリネット奏者アーティ・ショウのもとに持ち込まれたが、採用されず日の目を見なかった。それを見つけて独自のアレンジを加え、1939年に大ヒットさせたのがグレン・ミラー・オーケストラだ。華やかな曲調が人気を呼びレコードは200万枚を超える、当時としては破格のベストセラーを記録した。多くのカヴァーがあるなかで、後年そのアーティ・ショウやベニー・グッドマンも取り上げているのは面白い。
Tea For Two
(ヴィンセント・ユーマンス 作曲 / 花岡詠二 編曲)
1925年のミュージカル「ノー・ノー・ナネット」でお披露目された、ヒロインのナネットと恋人役トムとの間で歌われるプロポーズのような内容の挿入歌。数々のスタンダード・ナンバーを残したヴィンセント・ユーマンスの作曲で『二人でお茶を』の邦題でも有名だ。1950年には映画化されてドリス・デイが歌い、1958年にはトミー・ドーシー楽団がチャチャチャのリズムにアレンジしてトップ10入りのヒットを記録した。レパートリーにしているクラリネット奏者も数多く、国内では北村英治や故鈴木章治、そしてクラシック奏者の赤坂達三も自身のCDに録音している。
鈴懸の径
(灰田有紀彦 作曲 / 花岡詠二(ピーナッツ・ハッコー)編曲)
ハワイアンのスチールギター、ウクレレ奏者でもある灰田晴彦(後に有紀彦と改名)が作曲し、実弟の灰田勝彦の歌で1942年にレコード化された戦中の「ハワイアン歌謡」。1957年ベニー・グッドマン・オーケストラが初来日、“鈴木章治とリズム・エース”が当時出演していた銀座のクラブに、ベニー・グッドマン一行が遊びに。その折、メンバーとして同行していたクラリネット&サックス奏者のピーナッツ・ハッコーとのレコーディングが持ち上がる。リズムエースが演奏していたこの曲をピーナッツ・ハッコーが気に入り、彼自身のアレンジにより取り上げられることに。結果、そのレコードが人気を呼び、以後クラリネットの主要なレパートリーとして認知されるようになる。
花岡詠二|Eiji Hanaoka
東京都出身、日本大学藝術学部音楽学科卒。我が国を代表するクラリネット・プレーヤー。大橋幸夫、北爪利世各氏に師事。在学中より自己のコンボを率いる。
スイング・コンボ“花岡詠二スヰング・オールスターズ”をメインに、オーケストラまで様々なスタイルのグループを編成し、多彩な芸達者振りを披露している。また、1996年よりソリストとして欧米のジャズ・フェスティヴァルにも毎年招聘されている。
1986年6月13日に他界したベニー・グッドマンのサウンドを後世に伝えるべく、その翌年より毎年6月に「メモリーズ・オブ・ベニー・グッドマン」と題したコンサートを続けており、各界より顕著な好評を得ている。日本大学藝術学部講師も兼任。
鈴木直樹|Naoki Suzuki
ソリストとしてスウィング・ジャズのスタイルを中心に国内外で活躍。オランダ、神戸、横浜、岡崎、新宿等のジャズ・フェスティヴァルにも多数参加。2015年から「新城(しんしろ)ジャズ」の音楽監督も務める。
エディー・ヒギンズ、山下洋輔、北村英治、チャリート、ペギー葉山、菅原洋一、井上芳雄、各氏等々、国内外のアーティストとの共演も多い。またマルチ・プレイヤーとしても知られ、クラリネット&ソプラノ、アルト、テナーサックスでスタジオ・ミュージシャンとしてジャンルを越えた多くの録音に参加している。
自身のBig Band「Swing Ace Orchestra」を率いて多くのステージを行ないプロデューサーとして活動する他、角田健一ビッグバンドには、アルトサックス&クラリネット奏者として参加。 また近年は、スウィング・ジャズでの活動に留まらず、バルトーク作品等クラシック・コンサートにも出演。ターキッシュ・クラリネットもツールに加え独自の世界観を作り出している。