Profile
飯田真樹 Maki IIDA
　東京藝術大学音楽学部作曲科及び同大学院作曲専攻修了。日本現代音楽協会主催「現音秋の音楽展」の1984年，1985年の二期連続入選を経て，1987年度日本現代音楽協会新人賞を受賞。受賞作品「萩原朔太郎の詩によるレクイエム」が東京・第一生命ホールで初演されると共に，NHK-FM放送により全国に紹介された。1986年，第一線で活躍する演奏家の協力を得て室内楽作品個展を開催（於東京ABC会館ホール）。

　東京藝術大学大学院修了後，ヤマハ音楽振興会及び㈱ヤマハミュージックメディアにおいて，音楽教室テキスト開発，指導者育成，ピアノメソッド開発に携わる。2003年導入期のピアノメソッド「ミッフィーのぴあの絵本シリーズ」（ヤマハミュージックメディア刊）を発表。開発協力者と共に日本各地で指導法講座を行い，その独創的なカリキュラムと斬新な教材が多くのピアノ指導者の支持を得る。以後，続々とピアノ，ソルフェージュ等教則本の著作，出版を行い，これまでに数多くの著書を発表している。

　2008年，金城学院大学芸術・芸術療法学科（現 音楽芸術学科）教授に就任。教育活動と共に作曲活動を積極的に行い，2011年９月東日本大震災における人間と自然の相克を綴った『ピアノと管弦楽の為のバラード“3.11”』を発表（小松長生指揮＝セントラル愛知交響楽団，ピアノ＝村瀬文菜），無調的な響きと調性音楽を同時的に用いた手法で聴衆に強い印象を与えた。同作品は翌年11月台湾・国家音楽廟にて改訂初演された（歐陽慧剛指揮＝実践大学交響楽団，ピアノ＝吉村香緒理）。 　作曲を高橋英郎，川島博，北村昭，小林秀雄，佐藤眞各氏に師事。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員。 　　

http://makiiida.net/