各地を賑わす秘訣　クラリネットの響き

映画やテレビ番組の影響もあり、「吹奏楽」が各地で盛んになっている今日、日本にはいくつもの吹奏楽団が存在する。「吹奏楽」とひとことでいっても、実はとても長い歴史のうえに成り立っていることを知っているだろうか。その中から“歴史"と“地域性"の二つの視点を中心に、地域に根付いた3つの「プロ吹奏楽団」の魅力に迫る。

行かなきゃわからない!!
この楽しさ!!

交響楽団奏者たちによるスペシャル吹奏楽
その名も、なにわ《オーケストラル》ウィンズ。この名の通り彼らは大阪で生まれ、大阪に育てられた吹奏楽団だ。しかもただの吹奏楽団じゃない。普段はオーケストラで活動している管楽器奏者たちで成り立っている吹奏楽団だ。発起人はクラリネットの金井信之氏。そんな彼らが初の東京公演を行なったのは去年のこと。今年はさらにパワーアップしたスペシャル吹奏楽団となって我々の元に帰ってきた。 5/5（月･祝） 東京芸術劇場で行なわれたイベントのレポートを通してこの団体の魅力を見てみよう。

去る3月3日から6泊8日の日程で「アメリカ、ジャズの旅」というツアーが実施された。僕はアドバイザー＆講師という立場で同企画を制作し同行、帰国後そのレポートを自分のホームページにアップしたところたいへんな反響があり、「ザ・クラリネット」でもぜひ特集したいというオファーをもらった。このコラムではクラリネット関連情報にややウェイトを置きつつ、エキサイティングな旅行記をご披露しようと思う。

クラリネット吹きとしてできることをすこし考えてみませんか？

木管楽器であるクラリネット。リードも楽器も植物からできています。環境が変わって材料が採れなくなってしまったら？クラリネットを愛する者として、これはとても重要な問題です。

環境問題に取り組むシロクマの“そら" と“べあ"くんと、エマニュエル・ヌブー、田中正敏の両氏と一緒に考える。クラリネットの材質とエコロジー。