☆楽譜☆

シチリアーノ
バッハ 作曲

◎この曲は、フルートソナタBWV1031の第２楽章です。シチリアーノのリズムにのって、甘く美しいフルートのメロディーが、とくに好まれてきました。

ラルゴ
ヘンデル

◎「ラルゴ」で親しまれているこの曲は、ヘンデルのオペラ「セルセ」（ギリシャ語でクセルクセス）の第1幕第1場で歌われる最も有名なアリア「Ombra mai fu」（なつかしい木陰）で、多くの人の心を打ち続けています。


精霊の踊り
グルック

◎「精霊の踊り」はオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の第2幕第2場「天国の野原の場」に出てくるフルートの旋律です。踊り狂う森の精霊たちに囲まれて、亡き妻にオルフェオが愛の深さを歌います。


アヴェ・マリア
グノー

◎1859年にバッハの平均律クラヴィーア曲集、第1巻第1曲の前奏曲を伴奏にしてグノーが旋律を作曲しラテン語の聖歌「アヴェ・マリア」を付けました。グノーの旋律は大変美しく多くの人々に愛されています。グノーは生涯バッハを敬愛していました。


メヌエット「アルルの女」より
ビゼー

◎このフルートとハープの名曲は「アルルの女」の第2組曲第3曲にあたります。第1組曲はビゼー自身によって作られましたが、第2組曲はエルネスト・ギローによってまとめらられたもので、この「メヌエットだけはビゼーのオペラ「美しいパースの娘」の第3幕の二重唱から採られたものです。フルートがハープの伴奏で吹きはじめるメロディーの清楚な美しさは、後半サクソフォンが甘くて憂いのある響きを奏で、多くの人を魅了するほど非常に有名になりました。


白鳥
サン＝サーンス

◎原曲は「動物の謝肉祭」の第13曲でチェロと2台のピアノの曲です。これをピアノ伴奏付のチェロ独奏曲に編曲して出版しました。ピアノのなめらかなアルペジオがしずかな湖面を表し、その上をチェロの美しいメロディが優雅で清らかな白鳥の姿を描いています。


タイスの瞑想曲
マスネ

◎ヴァイオリンの小曲として愛好されている名曲。もともとオペラ「タイス」のなかでヴァイオリンとハープがオーケストラとともに演奏します。タイスが信仰の道に入って行く心の変化を表した曲です。