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難易度: 4.5演奏時間: 約 6分00秒
フルート3重奏+4Perc.3Fl. 1st Perc.:Vib./Xylo./2nd Perc.:Mari./3rd Perc.:Mari./2Tri./4th Perc.:4Sus.C
「風のたわむれI」は1997年12月に、長崎県の鎮西学院高等学校吹奏楽部のメンバーのために作曲され、その年にアンサンブル・コンテストで演奏されました。
3本のフルートに与えられた役回りは、バレエや演劇における踊り手(または演じ手)であり、打楽器は舞台美術や照明に相当するといえるでしょう。
この点を理解しておけば、ふたつのグループ間のバランスやコントラスト、それぞれのキャラクターづくりなどの方向が明確になると思われます。あとは、演奏者の皆さんが、この音楽を自由な、豊かなイメージで、踊りとして、あるいは芝居として演出して下されば結構です。各楽器の性能、性格の関係で、どうしても打楽器の方がバランス的に優位に立ちやすいのですが、これはステージ上の配置の工夫である程度改善できるでしょう。スネア・ドラムはミュートすることをおすすめします。
また、フルートはほとんど3本一緒に動きますから、3人の表現を統一し、バランスに配慮して一体感を強めておくことが、打楽器とのアンサンブルの面でも大切なポイントになるに違いありません。
冒 頭、1stフルートにある"set in the distance"は、「遠くで」という指示です。ステージの袖または裏、それが難しい場合は、ステージ上の他の奏者から出来るだけはなれた位置で演奏し てください。位置だけでなく、「遠くから聞こえてくる」イメージの音色や表現も重要です。"set ordinarily"は、「本来の位置での演奏」です。この曲が音量や音色だけでなく、音の遠近感も利用して響きを創造しようとしていることが、この点 からもおわかりいただけるでしょう。(後藤 洋)
定価: 3,465円 (税込)
風のたわむれ 1~3人のフルート奏者と4人の打楽器奏者のための~