Chord Study by『Comrade Conrad』
vol.08の特集から好評につき連載化したジャズ&ポップス界の重鎮プレイヤー小林正弘氏が考案したオリジナルのウォームアップ・メニュー「ジャズ・クラーク」。今回もハーバート・リンカーン・クラークによる「テクニカル・スタディーズ」通称「クラーク金管教本」と小林さん制作のジャジーなバックトラックを使って楽しくエクササイズしていこう! 伴奏トラックは本号の付属ダウンロード音源として用意している。Let’s Practice!!
前々回の「Chord Study」の続編でピアノの巨匠 Bill Evansの作品で名曲の『Comrade Conrad』のコード進行を引用したスケールとのコンビネーションです。
単音楽器では一人でコードの構成音を同時に出すことができませんので、各コードの構成音を覚え、響きを感じられることを養うエクササイズです。
アーティキュレーションのバリエーションとしてはいくつかありますので、ある程度決めて練習してください。リップコントロールの練習ならば全部スラーでも構いませんし、タンギングの練習とするならば、スタッカート、マルカートでも良いです。
*スマートフォンなどで、譜例が切れて表示されるときは、横にスクロールしてください。
Chord Study by『Comrade Conrad』
音符とコードを一緒に覚え、コードネームを見るだけで構成音を吹けるようにしたいです。また構成音を転回できるようにもしましょう。
同じコードネームでも構成音は同じですが(7thまでの)、 調号によってスケールが異なりますので注意しましょう!
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