ビッグバンドのトランペット大研究
ジャズのビッグバンドにおけるトランペットと言えば、ひときわパワフルな音量でアンサンブルをリードする花形プレイヤーをイメージすることが多いが、それだけではない細かな役割があるようだ。そこで今回は日本を代表する二人のスペシャリストにトランペットセクションについてレクチャーしてもらおう。
ジャズのビッグバンドにおけるトランペットと言えば、最後列の最上段で高音パートを担い、ひときわパワフルな音量でアンサンブルをリードする花形プレイヤーをイメージする人が多いだろう。しかし、通常4人いる奏者それぞれに実はそれだけではない細かな役割があるようだ。そこで今回は日本を代表する二人のスペシャリストにトランペットセクションについてレクチャーしてもらおう。
木幡光邦(こはた・みつくに)
1958年生まれ。中学時代に吹奏楽部でトランペットを始める、ジャズやロックに惹かれ、ギターでのバンド活動も始める。その後、ジャズへの道を本格的に進み、水野たかしとラッキーマイス、原信夫とシャープス&フラッツ、高橋達也と東京ユニオン、角田健一ビッグバンド等に参加。UA、大黒摩季、大江千里、サザンオールスターズ、福山雅治、爆風スランプ、DREAMS COME TRUE、つのだ☆ひろ、矢沢永吉、吉田拓郎、堺正章、椎名林檎、関ジャニ∞など、国内外のアーティストとの共演を経験。現在は小曽根真 feat. NO NAME HORESES 、EM BAND (ギターも担当)、守屋純子オーケストラ、山下洋輔BIG BAND、等、数多くのグループに参加する傍ら、自己の923BIGBAND、HOT CORNETS、BB-FLATS、Tournesol、でのライブや様々なレコーディングで活躍中!
守屋純子(もりや・じゅんこ)
早稲田大学卒、マンハッタン音楽院修士課程修了。2005年、米国セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人として初の優勝という栄誉に輝く。同年CD「Points Of Departure」が、第18回ミュージック・ペンクラブ賞を受賞。2018年、画伯<長谷川等伯>を題材とした組曲を収録した9枚目のCD「Art In Motion/Junko Moriya Orchestra」を発表。海外での活動も多く、米国、フランス、スペイン、インド、ロシア、香港などで演奏。昭和音楽大学・尚美学園大学、早稲田大学エクステンションセンター講師。
Contents
・ミツクニ公が語り下ろした「ビッグバンド・トランペットセクションの基礎知識」
・本邦屈指の敏腕ビッグバンド・リーダー守屋純子が自身の楽曲『Nirvana 仏涅槃図』を題材にトランペットセクションを徹底解説!
本編はTHE TRUMPET #10でお楽しみください!