ボブ・リーブス独占最新インタビュー トランペット界に名高いマウスピース職人
マウスピース職人として知られるボブ・リーブスは、機会がある度に「自分の歌を奏でること」の重要性を語ってきました。トランペット界を牽引してきたレジェンドは、卒寿を迎えた今、トランペットに何を思うのか。ボブ・リーブスが考えるトランペットの神髄に迫ります。
「自分自身の音楽に専念できるように奏者の手助けをしたい」。マウスピース職人として知られるボブ・リーブスは機会がある度にこう言及し、「自分の歌を奏でること」の重要性を語ってきました。数多くの名手たちとともに、機材を通じてトランペット界を牽引してきたレジェンドは、卒寿を迎えた今、トランペットに何を思うのか。ボブ・リーブスが考えるトランペットの神髄に迫ります。
文:吉野和孝(ジョイブラス)/協力:ボブ・リーブスブラス社、眞田貿易株式会社
【※編集部注】THE TRUMPET vol.10校了直後にボブ・リーブスさんが急逝されました。このインタビュー記事が図らずも最後の貴重な声を伝えるものとなりました。ここに謹んでボブ・リーブスさんのご冥福をお祈りいたします。
BOB REEVES/ボブ・リーブス
1931年生まれ。キャロル・パービアンスのもとでマウスピースの製作を学び、黄金期のベンジ社にてトランペットの全てのパーツ製造・組み立てに携わる。1964年に自宅のガレージに工房を構え、1968年に独立。ハリウッドを拠点に、高品質のマウスピースと楽器の調整法「バルブアライメント」は高い評価を得てきた。管楽器界のレジェンド。2022年4月16日に惜しまれつつ90年の生涯を閉じた。
Contents
・思い描いたトランペットの音と寄せられてきた要望
・自分だけの音を持ち、音楽的に演奏をするためには
・ドク・セヴァリンセンとの出会いと開発秘話
・ソーシャルネットワークとコンピューター技術の進化について思うこと
・90歳を超えた今もさらに進歩を続け近く新製品のお披露目も!
本編はTHE TRUMPET #10でお楽しみください!