Wind-i 8年ぶりにリニューアル発刊! 吹奏楽に関わる人を応援する雑誌として生まれ変わりました。 記念すべき第4号は内容盛りだくさんです。
〈特集1〉
30代以上の吹奏楽経験者ならば知らない人はいないだろう“アルフレッド・リード”。「吹奏楽の父」と称される彼は、 吹奏楽でオリジナリティ溢れる音楽を作り出し、人気の作曲家となった。今でもプロ、アマチュアを問わず演奏会のプログラムに取り上げられることの多い作曲家だ。 リード作品はオリジナル、アレンジともに人を惹きつけて止まないハーモニーがある。その作品の数々は演奏した者の心に温かい何かを灯してくれる。 Wind-i リニューアル発刊である今号において、そのリードを取り上げたい。 リードが吹奏楽界に遺してくれたものを振り返ろう。
〈特集2〉
「吹奏楽部の顧問になったけど、ピアノ科専攻だったから吹奏楽をどう教えればいいかわからない」
──そんな悩みをよく聞きます。 クラシック音楽だけでも多岐にわたる形態ですから、吹奏楽経験者の先生だけが吹奏楽顧問になるとは限りません。むしろ、吹奏楽、管楽器出身の先生方のほうが少ないくらいでしょう。 そこでここでは顧問の先生たちが吹奏楽、そして子どもたちにどう向き合えば良いのかを特集しました。
CLOSE UP 1,2
神奈川大学吹奏楽部を長年指揮し、尚美学園で客員教授を、さらに日本バンドクリニック実行委員長も務めるバンドディレクター、小澤俊朗。長きに亘り吹奏楽界に携わる小澤氏が吹奏楽指導へ携わることになったきっかけ、指導論、そしてこれからの吹奏楽に期待することとは? ──小澤氏ならではの深く幅広い知識と貴重なエピソードを訊くことができたインタビューとなった。
TAD ウインド・シンフォニーの音楽監督として、吹奏楽の新しい響きを追求し続けている鈴木孝佳氏。ネバダ大学ラスベガス校大学院教授として 2011年5月退任までの15年間教鞭を執り、その後もアメリカと日本を中 心に活躍している。いまアメリカと日本の吹奏楽界に関わる鈴木氏が、日本の吹奏楽界の問題を鋭く提起する。