全日本吹奏楽コンクール最多金賞受賞記録を保持する「ヤマハ吹奏楽団」。指揮者の須川展也氏が率いるその実力は折り紙つきです。委嘱作品や使用楽器などに対する吹奏楽界の注目度、影響度、そして貢献は計り知れません。
その「ヤマハ吹奏楽団」の8作目となるアルバム「ヤマハのオト~奏でる匠のオト~Ⅰ」は、定番の名曲とチャレンジングな新曲がバランスよく配された全5曲が収録されています。特に注目したいのは長生淳作曲の『天頂の恋』。もとはS.Sax、T.Saxとピアノのために書かれた曲ですが、2013年にヤマハ吹奏楽団の委嘱で吹奏楽版に編曲されました。七夕伝説を長生氏独特の叙情的な旋律で歌いあげたこの作品、吹奏楽版は初の音源化となります。