国立音楽院 「ビッグバンド/ウインドオーケストラの響演」
3月6日(日) 13:00 東京オペラシティ コンサートホール
すでに毎年恒例となり、学院生たちの一年間の集 大成的なコンサートとして、今年も多くのファンで会 場が埋まった。
まずはビッグバンドの演奏が始まる。抜群のグル ーヴ感で『Sweet Georgia Brown』や『Li’l Darlin’』 といった人気ナンバーを披露。また、ビッグバンド を指揮するジョナサン・カッツ氏によってアレンジさ れた日本の唱歌の数々も新鮮で、観客を楽しませた。 プロサックスプレイヤーのアンディ・ウルフ氏が助っ 人として参加するという豪華な面も、多くのプレイ ヤーとつながりを持つ国立音楽院ならでは。
雰囲気変わって成田徹氏が指揮するウインドオー ケストラの演奏では、重厚なハーモニーを聴かせた。 特に最後の『荘厳序曲「1812年」』は演奏力、表現力、 迫力ともに圧巻の演奏で、会場からはブラボーの声 が飛び交っていた。
ビッグバンド、ウインドオーケストラ両舞台に立つ 学生もいるのだが、それぞれにおいて高い技術を習 得していることに驚かされる。彼らが将来どのよう な分野に進み活躍していくのか、さらなる飛躍を期 待させてくれるコンサートでもあった。