写真:WAVE 鷹松 徹
前列左から:依田泰幸/星野 究/佐藤秀徳(コルネット)、上條浩史(フリューゲルホーン)、鈴木克博(アルトホルン*)、山戸宏之(バリトン)、黒沢ひろみ(Euph)、岩井英二(Tub)、石井 弦(B.Tb)、渡邉善行(Tb)
後列左から:服部 恵/ 東 佳樹(Perc)
(*日本で言うアルトホルンは、本国イギリスではテナーホーンと呼ばれている)
ブリティッシュ・スタイルから発想を得た編成でお馴染みのトレイルブレイザーズ・テンピースブラスの第11回コンサートが行なわれ、学生から年配まで、幅広い客層で会場が賑わった。
第1部では金管アンサンブルの王道である2曲を演奏。中でも『ニューヨークのロンドン子』はメンバーの星野氏の編曲で新しくなったテンピースブラス版のアレンジで初演され、オリジナルからさらに音色の変化に富んだ作品に生まれ変わり、他では聴くことのできない貴重な演奏となった。
第2部は本人たちと深い交流のあったゴフ・リチャーズ作曲の『トレイルブレイズ』でスタート。どの演奏も息の合ったアンサンブルで、12人とは思えないオーケストレーションに魅了された。コンサート衣装のカラフルなベストはリーダーである黒沢氏の手作り。メンバー一人ひとりの人柄が溢れ出すような、見た目にも美しいコンサートとなった。
この編成での楽譜も発売されていて、公式HPからチェックが可能だ。
− 訂正とお詫び −
Wind-i mini 20号にて掲載したコンサートレビュー『トレイルブレイザーズ・テンピースブラス The 11th!』記事内にて、誤りがありました。この場を借りてお詫び申し上げます。 正しく表記したページをPDFにてダウンロード可能です。
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