ヤマハのカスタムトランペットXenoから、ウィーンとシカゴの名を冠した2機種が発売されました。
「YTR-8335WS」は、独自の「YTベル」を採用することで、ふくよかで華やかなウィーンのロータリートランペットを思わせる音色を実現したモデルです。大阪教育大学准教授の神代修氏が開発に協力し、支柱からネジ、ピストンフェルトに至るまで細部のバランスにこだわりぬいて素材や形状を選択しています。
「YTR-9335CHS」は、開発協力にシカゴ交響楽団で活躍中のジョン・ハグストロム氏を迎え、シカゴ交響楽団に保管されている数本の有名なヴィンテージトランペットを研究し、開発されたモデルです。前世代のモデルに比べて、主管の形状がスクエア型からセミラウンド型になるなど、さらに多彩な音色や幅広いダイナミクス、自由な吹奏感を可能にする改良が施されています。